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仮面夫婦と不倫の実態|離婚時に不倫を理由に慰謝料請求はできるのか

~いざという時の備えに~浮気調査コラム

公開日:2019.11.7 更新日:2022.10.3
仮面夫婦と不倫の実態|離婚時に不倫を理由に慰謝料請求はできるのか
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仮面夫婦とは、周囲や子供に対しては仲のいい夫婦を演じているのに、二人の間に愛情が一切なく、関係が冷え切っており、会話もなく、お互いに不倫をしていたりする夫婦のことを言います。
 
そのような夫婦は、ドラマや小説の中だけという印象がありますが、普通の家庭でもあります。ここでは、仮面夫婦の特徴や離婚しない理由、離婚の際の慰謝料請求について紹介します。
 

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仮面夫婦の6つの特徴

  • 必要最低限の会話しかしない
  • お互いへの興味がなくなる
  • 周囲には、仲のいい夫婦と思われている
  • 不倫をしている場合が多い
  • 夫婦間のスキンシップがなくなる
  • 生活費を家に入れる、家事などの基本的なことはしている

【参考:仮面夫婦の特徴7つ|仮面夫婦になってしまう原因と続けるデメリット
 
また、子供を交えて会話はするが、2人きりでは会話をしないという場合もあり、お互いへの愛情はないが子供のために家族旅行に行く仮面夫婦もいます。
 

仮面夫婦と不倫の実態

仮面夫婦と言うと、お互いに愛情が冷め、不倫に発展していくと想像すると思いますが、どちらか一方が仮面夫婦と思い込み不倫が始まったり、相手の不倫から仮面夫婦が始まるということもあるのです。実際の仮面夫婦の体験談を紹介します。

 

仮面夫婦の生活

45歳、夫の不倫が原因でタイトルのような生活となり、5年経ちました。夫は、生活費はほぼ今まで通り入れているのだし、子供たちの世話もしている。楽しいことが好きな人なので、家族で旅行も出かけます。
【引用:発言小町

 

夫が不倫。ボロボロです。

信じていた夫が過去に不倫していたことが発覚。パパ大好きな子供のために離婚を思いとどまりました。不倫発覚時に100年の恋も冷めたように感じました。
【引用:発言小町

 

妻の不倫が発覚し、離婚を決意しました。

私は結婚5年目の夫の側です。夫婦共に会社員で子供はおりません。妻は不倫をしておりました。妻は観念した様に「貴方と私はとっくに仮面夫婦。もう貴方に関心は無いし、貴方も私に無いでしょう。」」と自己主張に終始し、謝罪の言葉は一切ありませんでした。
【引用:発言小町

 

仮面夫婦になってから不倫に発展するまでの過程

仮面夫婦が必ずしも不倫をするという訳ではありませんが、不倫を行う人は多いのです。どのようなきっかけや気持ちで不倫をするのでしょうか。まず、下の図をご覧ください。


大まかに見るとこのような感じになります。では、どのようなきっかけ、気持ちで不倫までに発展するのか、細かく見ていきましょう。

夫婦関係の修復を考えている場合、原因解明や不倫予防の参考にしてみて下さい。

 

①相手に対して愛情がなくなり仮面夫婦になる

まず相手に対しての愛情がなくなります。原因は、相手の欠点に対し我慢ができなくなった、ミュニケーション不足、セックスレス、DV・モラハラ、相手に魅力を感じなくなったなど様々です。
 
そのようなことをお互いに話し合って解消しない、できないと相手への愛情が冷めてしまいます。そして、離婚せず相手に対しての愛情はないが、子供や周囲のために仲のいい夫婦を演じ、仮面夫婦になっていくのです。

 

②異性に出会う

異性と出会うと書きましたが、特別に出会う必要はなく、毎日必ず出会う職場の上司や部下、通っているお店の店員など出会いは様々です。マイナビが調査した「不倫のきっかけ」では、60%以上が社内の出来事ということが分かりました。

【参考:マイナビウーマン

初めから好意があったり、不倫したいと思っていたりするわけではありません。ただ話しやすい相手、優しくしてくれる相手という認識しかないのです。

 

③話している内に不倫に発展する

話をする内に相手に特別な好意を抱いてしまうのはよくある事です。特に、自分の夫や妻と仮面夫婦状態であれば、外に相手を作ることに対して特に罪悪感は持たないのではないのでしょうか。

また、仮面夫婦期間が長い場合は、性的欲求に負け不倫に発展するということもあります。
 
【関連記事】
【慰謝料請求可能】セックスレス原因での浮気は違法なのか
 

離婚しない原因

お互いの愛情が冷め切っているにもかかわらず、離婚しないという夫婦も少なくありません。ここでは、離婚しない理由を紹介します。

 

子供がいるから

子供に両親がいた方がいい、離婚すると子供に影響が出るのではないのかという気持ちから、離婚に踏み出せないという場合が多いのです。

また、子供が不倫している親のことを慕っていたり、大好きと言っている場合、子供の気持ちを考えるのであれば、離婚するのが難しくなります。

 

経済的に困難になるから

離婚をするにあたって一番問題になるのが経済面です。専業主婦やパートをしている人は、今後の生活を考えると経済的な不安は大きいのではないのでしょうか。

片親に対して公的な支援制度もありますが、なかなか離婚に踏み出せない大きな要因になっているのは確かです。

 

社会的地位が高い又は離婚がマイナスイメージにつながる職業だから

社長や官職などで社会的地位が高かったり、離婚がマイナスイメージにつながるような職業についている場合、なかなか離婚することができなくなります。

特に不倫が原因の場合、悪い噂が出てしまう可能性もあるため、仮面でも夫婦ということにしておいた方が楽という場合もあるのです。

 

離婚の手続が面倒くさいから

離婚は結婚の3倍苦労すると言われています。面倒くさい手続をして離婚するよりも、仮面夫婦として今まで通り生活する方が楽という人もいるのです。

 

仮面夫婦が離婚時に慰謝料請求できる理由と有効とされる証拠

普通の夫婦であれば不倫を理由に慰謝料請求することは基本的にできますが、仮面夫婦の場合はどうなのでしょうか。

ここでは、仮面夫婦のどちらかが不倫をしていた場合、離婚する際に慰謝料を請求できるのかまとめました。離婚の際の参考にしてみてください。

 

仮面夫婦でも慰謝料請求が可能な理由

そもそも慰謝料はどのような場合にも請求できるという訳ではありません。以下のような場合にのみ請求できます。

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
【引用:民法第709条

不倫は、夫婦間における貞操義務の違反に当たり、慰謝料の支払義務が生じます。基本的な慰謝料の相場は50万円~300万円です。

婚姻が破綻していた場合、慰謝料の請求が認められない可能性がありますが、同居している以上、破綻していると認められにくくなります。

 

裁判や交渉で有効とされる不貞行為の証拠

不倫をしていたという事実を証明できなければ、慰謝料請求はできません。また、不貞行為を証明するには、不倫相手との肉体関係があったことが分かるものが必要になります。以下のような写真や動画が有効です。

  • 3回以上のラブホテルに出入り写真
  • 最低でも40分以上のラブホテルでの滞在時間
  • 不倫関係の場合、5回以上の相手宅への出入りの写真

【参考:浮気(不倫)の証拠とは?慰謝料請求&離婚回避のための証拠の集め方
 
ただのキス写真や手・腕を組んで歩いているだけの写真は肉体関係を証明できないため、裁判や交渉時には証拠不十分とされてしまいます。しかし、有効な証拠写真を自分で撮ろうとすると、多くの労力・費用・時間が必要になります。

そのため、証拠が必要になった場合、専門家である探偵に依頼することがおすすめです。
 
【関連記事】
探偵の選び方|本当に良い探偵を見極める10のチェックリスト
探偵への依頼料金を抑えて賢く浮気調査するたった3つの超実践的方法

 

まとめ

一度冷め切ってしまった夫婦間を修復するのはとても大変です。仮面夫婦を長く続けた夫婦は、今更夫婦関係修復をする気はないと思いますが、一生そのような関係を続けていいのか、一度考える必要があります。
 
もし、離婚を決めた場合で、夫・妻の不倫がある場合はしっかり証拠を掴むことで、慰謝料の請求ができる可能性が上がります。証拠を集め、離婚問題に強い弁護士に相談しましょう。探偵事務所から紹介してくれる場合もあるので、探偵事務所に相談してみましょう。
 
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編集部

本記事は浮気調査ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※浮気調査ナビに掲載される記事は探偵が執筆したものではありません。

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