不倫が原因で家庭崩壊するまでの過程と家庭崩壊した後の3つの選択肢

不倫や、ちょっとした浮気で家庭崩壊してしまったという人は少なくありません。家庭崩壊した場合、どうすればいいのか分からないですよね。
 
そもそも家庭崩壊とは、機能不全家族(機能不全家庭)とも言い、家庭内に対立や精神的・肉体的虐待が日常的に存在し、子育て・家族団らん・地域とのかかわりなどの一般家庭に存在するはずのものが健全に機能していない家庭のことを指します。
 
家庭崩壊の原因はDV・虐待・モラハラ・不倫・アルコール依存症・ギャンブル依存症など多く、もっと些細なものからすれ違う場合もあります。家庭崩壊している環境は、自分や子供、周囲の人間にもよくありません。
 
そのため、家庭崩壊していると感じたら早々に対処する必要があります。この記事を読んでいる人も家庭崩壊したことについて悩んでいるのではないのでしょうか。

ここでは、不倫が原因の場合どのように家庭崩壊していくのか、家庭崩壊している家庭の特徴や対処法を紹介します。
 

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家庭崩壊している家庭の特徴

家庭崩壊にはどのような特徴があるのでしょうか。自分の家庭を想像し以下を参考に1度チェックしてみてください。

夫婦間でのけんかが多い

家庭崩壊の特徴は、夫婦間でのけんかが多く、家庭やパートナーの愚痴や不満ばかり言っていることです。また、堂々と不倫相手の話をしたり、夫・妻と不倫相手を比べるような話をするということも特徴の1つになります。
 
喧嘩が口論にとどまらず、暴力がありそれが日常化している場合も家庭崩壊していると言えます。
 

夫婦間での会話がない

夫婦間での会話が全くないことも家庭崩壊の特徴です。事務的なことや最低限の言葉もなく、顔を合わせればいつもけんかをしている、顔を合わせないような生活をしている場合もあります。
 
このように夫・妻を避けるような生活をしていると必然的に子供も避けるような生活になってきます。そのため、子供も家に寄り付かなくなり家族がバラバラになってしまうのも家庭崩壊の特徴です。

誰が何をしているのか分からない

普通の家庭であれば、誰がどこにいるのか、何をしているのか把握または予測ができます。しかし、家庭崩壊している場合、そのようなことができません。

今何をしているのか、どこにいるのか、何時に帰宅するのかがわからないのです。また、誰がどこにいるのか分からなくても気になりません。

家事や育児を放棄している

家事や育児を放棄している状態も家庭崩壊の特徴です。また、家族団欒や揃ってご飯を食べるということもしません。子供にお金を渡し、食事をつくらないことも1つの特徴で、家庭がしっかり機能していないということになります。 

不倫が原因で家庭崩壊するまでの過程

不倫が原因の場合、以下のような流れで家庭崩壊していきます。まず下の図をご覧ください。

もっと細かく見ていきましょう。

①不倫が発覚する

不倫が発覚する方法は様々です。些細なことから不倫が発覚してしまうということもあり得ますし、探偵を雇っていたというケースもあります。また、夫・妻ではなく、子供が不倫の証拠を発見してしまうというケースもあります。

②話し合いが進まない

不倫の事実に頭が混乱し、話し合うという気にならなかったり、絶対に許さないと思うと思います。また、以下のようなケースだと話し合いが進みません。

• 片方の愛情が完全に冷めてしまったケース　
• 不倫されていたことによってうつ病などを発症してしまい話し合いにならないケース
• 不倫した側が全く反省していないケース
• 話し合いになると暴力や暴言が起きるケース　など

 このような場合更に夫婦の溝を深めたり、夫婦仲が拗れてしまうのです。そして、時間が経てばたつほど、お互いに話しにくくなり、何も解決しないままストレスや不満だけが溜まっていきます。

 ③家庭が健全に機能しなくなる

このようなことから、家庭が健全に機能しなくなり、家庭崩壊になっていきます。また、子供が不倫の証拠を見つけて家庭崩壊に至った場合は、子供が大きな罪悪感を感じたり、証拠を見つけたことの後悔やトラウマになる可能性もあるのです。

 不倫から家庭崩壊に至った体験談

ここでは実際に起きた不倫が原因で家庭崩壊をしてしまった体験談を紹介します。

不倫からの再生

夫が半年前から一回り以上下の会社の女と浮気し、出張と偽り不倫旅行にまでつれていっていました。不倫がわかってから家庭はめちゃめちゃです。
(引用：発言小町)

主人が不倫相手と家族を崩壊させようとしてます。

去年、秋から主人が不倫を始めました。娘は友達達、学校のカウンセリングに死にたいと漏らすようになりました。主人は帰ってきてもすぐ部屋にひきこもってずっと電話でしゃべってるのはわかってましたが。土曜は外泊することが多かったです。
(引用：発言小町)

家庭崩壊の環境が子供へ与える影響

家庭崩壊している環境で育った子供は、様々な影響を受け、大人になっても生きづらさを抱えるようになります。このような人をアダルトチルドレン(AC)と呼び、病気ではありませんが、本人にとって深刻な問題になっているのです。以下のような特徴があります。

• 情緒不安定
• 自分の気持ちが分からなく、自己主張ができない
• 何に対しても無気力
• 他人から認められたいと思う気持ちが強い
• 完璧にこなさなければいけないという脅迫観念がある
• 嘘をつかないでいいところで嘘をつく　など

 一般の人でもこのように感じることはありますが、特にこのような感情が強く、生活に支障が出てしまいます。その結果、うまく会社に勤務できなかったり、恋愛面でも支障が出たりしてしまうのです。
 
【参考】離婚が子供に与える15の影響と悪影響をケアするための方法

 不倫で家庭崩壊した場合の3つの選択肢

家庭崩壊した場合どうにかしたいと思っても何をどうすればいいのか分からないと思います。ここでは、どのような3つの選択肢を紹介します。

夫婦仲を修復する

家庭崩壊から夫婦仲を修復することは大変ですが、不可能ではありません。まずは2人でしっかり話すことをおすすめしますが、2人きりでは話し合う自信がない、話し合いを避けられてしまう不安があるなどの場合は診療内科などで夫婦共にカウンセリングを受けるか、裁判所で円満調停を申し立てる必要があります。
  
【関連記事】
浮気にカウンセリングは有効か｜浮気発覚後のベストな対処法
浮気・不倫の無料相談窓口｜専門カウンセラー対応
夫婦カウンセリングのメリットと料金相場｜お悩み例・解決例まとめ

別居する

離婚をするにもすぐにということは経済的にも厳しいと思います。その場合は別居をしてみてはいかがでしょうか。
 
別居をすることで、精神的なストレスが減ります。また、離婚の準備を落ち着いて進めることも可能です。また、距離が離れたことにより、お互いに反省し夫婦関係を修復できたということもあります。
 
別居する際に、生活費の問題が出るかと思いますが、収入が多い方(基本的に夫)が支払う義務があり、話し合いで決まらない場合は婚姻費用分担請求調停を申し出ることができます。
 
注意してほしいことは、長期的に別居した場合は婚姻生活が破綻しているとみなされ、その間に浮気をしても慰謝料の請求が難しくなるということです。

そのため、離婚の際に慰謝料請求を考えているのであれば、別居前に不倫の証拠を集める必要があります。不倫の証拠を集める際は専門である探偵に依頼することをすすめします。

 
【参考】
別居時の生活費を請求しよう｜相場を確認した上で婚姻費用を請求する方法
別居から離婚へ繋げる際に知っておくべき注意点と別居に関する知識まとめ
別居で離婚できる期間は平均5年｜別居する時の注意点とは

離婚する

離婚するというのも1つの手段です。離婚すると子供に影響が出る、両親がいないのはかわいそうという意見も多くありますが、家庭崩壊している環境で育つことがいいことではありません。

離婚し、再婚し安定した家庭で育つ方が子供にいい影響を与える場合もあるでしょう。不倫が原因で離婚する場合の慰謝料の相場は120万円～300万円です。

暴力やモラハラ、婚姻期間の長さなども慰謝料の算定要素になりますので、離婚を考えたら離婚問題の解決に注力している弁護士に相談することをおすすめします。

 
【関連記事】
離婚時の財産分与とは｜財産分与で損しないための知識
熟年離婚の原因｜熟年離婚後に後悔しないためにできること
離婚の慰謝料相場一覧と慰謝料を引き上げる重要な証拠
離婚の相談先一覧とよくある離婚に関する相談まとめ
離婚の種類別の手続き｜離婚前と離婚後にやっておくべき手続き

まとめ

いかがでしょうか。不倫から家庭崩壊になる可能性は低くありません。家庭崩壊しているような気がしたら、すぐに対処する必要があります。離婚を前提に対処していくのなら探偵や離婚問題に注力している弁護士に相談してみるのも1つの方法です