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離婚の慰謝料相場一覧と慰謝料を引き上げる重要な証拠

~いざという時の備えに~浮気調査コラム

公開日:2016.4.18 更新日:2022.10.3
離婚の慰謝料相場一覧と慰謝料を引き上げる重要な証拠
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パートナーに不貞行為やDVなど何かしらの原因があって離婚を考えておられる方は、離婚の慰謝料相場がいくらほどになるのか気になるところでしょう。

特に専業主婦(主夫)の方やパートナーが家計収入の大部分を占めている方、子供がおられる方は慰謝料の金額によっては今後の生活の仕方、そもそもの離婚を決意するかどうかも変わってくると思います。今回は、離婚の慰謝料相場とその慰謝料を少しでも引き上げるための方法を解説していきます。ぜひ参考にしていただければと思います。

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この記事に記載の情報は2022年10月03日時点のものです

離婚の慰謝料相場一覧

まず、離婚の慰謝料は離婚に至った原因によって相場も変わってきます。離婚の原因ごとに慰謝料の相場を一覧にしましたので、そちらからご覧ください。各リンク先にそれぞれの詳しい内容を記述しますので、それぞれの原因の慰謝料を引き上げる方法までご覧いただけると参考になるかと思います。
 

離婚の原因

慰謝料相場

不倫された場合

50~300万円

DV・モラハラがあった場合

50~300万円

悪意の遺棄があった場合

10~200万円

セックスレスの場合

10~150万円

 

不倫された場合の慰謝料相場と慰謝料を引き上げる方法

まずは、離婚の原因でも男女ともに多い「不倫」が原因の離婚の慰謝料相場をお伝えします。
 

不倫の慰謝料相場は50~300万円

不倫をされた場合の慰謝料相場は50~300万円となっています。不倫に限らず、離婚の慰謝料相場に幅があるのは、夫婦の状況(妻の収入はあるか、子供はいるかなど)によっても変わってきてしまうからです。
 
ただ、不倫の場合の慰謝料で言えることは、夫婦関係を超えて別の異性と親密な関係性を築いたことは、大きな離婚の原因として考えられるので、不倫の証拠をしっかりと押さえることで高額な慰謝料を請求できます。
 

不倫で慰謝料請求ができる条件

不倫で慰謝料請求をするには、「結婚していると知りながらパートナー以外と肉体関係のある不貞行為があった場合」のみになります。浮気の倫理観は個人によってもまちまちでしょう。異性と個人的に会うことすら許されない場合もあれば、中には本気ではない風俗なら許すという人もいるかもしれません。
 
しかし、法的に慰謝料を請求するには、お伝えしたように「結婚していると知りながらパートナー以外と肉体関係のある不貞行為があった場合」のみです。パートナーが一人の異性に夢中になっていても、肉体関係のある不貞行為でなければ慰謝料の請求自体が難しくなります。
 

不倫での慰謝料請求を引き上げる方法

不倫で慰謝料を引き上げるには証拠を押さえることが重要になります。不倫はもちろんパートナーに内密に行われますが、不倫の慰謝料を引き上げるには、「不倫の期間・頻度」「不倫相手の社会的地位・収入」「不倫相手の意図(夫婦関係を破綻させようとしていたなど)」などの証拠を入手することが重要となってきます。
 
そのことをパートナーに問いただしても、正直に話してくれる可能性は少ないでしょう。「ホテルに出入りする写真」や「不倫相手とのやり取りの内容」などの証拠があると強力ですが、どうしても個人では入手しづらいものです。
 
そこで、「証拠を集める目的での浮気調査」をおすすめします。浮気調査と聞くと、「相手が浮気をしているか突き止めたい」という目的が多いように思われますが、証拠を集め慰謝料を引き上げるためにも浮気調査を依頼される方も少なくありません。
 
もちろん、離婚を決意するために、確実に不倫している証拠を押さえる目的で浮気調査を依頼されても十分お役に立てると思います。「浮気調査ナビ」では、無料でメール・電話相談を受け付けておりますので、ぜひご活用ください。
 
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DV・モラハラを受けた場合の慰謝料相場と慰謝料を引き上げる方法

殴る・怒鳴りつける・子供への虐待など、DV・精神的虐待や倫理観のない行動・言動のモラハラなどで離婚する場合も、慰謝料の請求が可能です。
 

DV・モラハラでの慰謝料相場は50~300万円

こちらもDVやモラハラに至った経緯や頻度、受けた期間などによって慰謝料も増減します。相場としては50~300万円です。さらに、DVやモラハラによって精神的・肉体的に実害が出てしまった場合は、慰謝料も高額になってきます。
 
一方、長い間夫婦生活を送っていると、相手のちょっとしたことが気になってきます。例えば、「便座のふたを閉めない」「休みの日はゴロゴロしているだけ」など、いわゆる性格の不一致ですが、この場合、どちらかが一方的に悪いとは言い難いので、慰謝料も難しくなります。
 

DV・モラハラで慰謝料を引き上げる方法

DV・モラハラで慰謝料を引き上げるには、DV・モラハラがあった事実をより多く鮮明に形として残すことです。ですので、こちらでも証拠が重要となってきます。この場合、用意できる証拠として考えられるのが、


・DV、モラハラを受けたことを日記、メモとして残す
・DV、モラハラを受けている状況をボイスレコーダー、映像などで残す
・DV、モラハラで肉体的、精神的に実害が出たのであれば、その診断書を残しておく

 
などがあります。
 

悪意の遺棄があった場合の慰謝料相場と慰謝料を引き上げる方法

悪意の遺棄とは、パートナーに生活費を渡さなかったり、勝手に別居を始め長期間家に帰ってこなかったり、いわゆる夫婦生活をほったらかしにすることです。
 

悪意の遺棄での慰謝料相場は10~200万円

悪意の遺棄での慰謝料相場は、10~200万円程度になります。悪意の遺棄は、2つのうちのいずれかの事情で慰謝料が増減します。
 

同居義務違反によるもの

夫婦は原則的に同居し、生計を共にする義務があります。しかし、それを意図的かつ一方的に遺棄したのであれば、慰謝料請求も可能です。別居に至った経緯や別居によって余分に生じた生活費、精神的苦痛などの程度によって慰謝料額も増減します。また、別居先で不倫をしていたとなれば、さらに慰謝料も高額になります。
 

協力・扶養義務違反によるもの

夫婦間で生活費を渡さない、浪費やギャンブルによって借金をするような場合、協力・扶養義務違反での慰謝料請求が可能です。夫婦の生活の格差や借金を作った経緯などで慰謝料額も増減してきます。こちらも同じく、異性にお金をつぎ込んで不倫をしていたのであれば、慰謝料も高額になります。
 

悪意の遺棄で慰謝料を引き上げる方法

悪意の遺棄で慰謝料を引き上げるにも、そのことを詳細に説明できる証拠があると強力です。
 

同居義務違反によるもの

同居義務違反を証明し、慰謝料を引き上げるには、「別居が始まった経緯」や「別居先での情報(賃貸契約書や素行調査など)」などの証拠があると有効です。別居先で何をしているか把握することも難しいでしょうから、探偵に素行調査を依頼してもいいでしょう。
 
特に不倫している可能性も考えられる場合は、不倫の事実を突き止めることで慰謝料の請求額も大幅に上がります。素行調査の相談、探偵探しも「浮気調査ナビ」で受け付けております。
 
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協力・扶養義務違反によるもの

協力・扶養義務違反を証明し慰謝料を引き上げるには「生活費のやり取りが記録されている証拠」「どのような経緯で借金を作ってしまったのか証明できる証拠」など、日々の細かい収支を記録に残しておきましょう。
 

セックスレスがあった場合の慰謝料相場と慰謝料を引き上げる方法

相手から一方的に性行為を拒否されセックスレスに陥った場合も慰謝料の請求は可能です。
 

セックスレスでの慰謝料相場は10~150万円

セックスレスでの慰謝料は、10~150万円となっています。こちらもセックスレスになった経緯や原因、セックスレスの期間などが考慮され、慰謝料が増減します。
 
ただ、お互い自然にセックスをしなくなったり、相手が身体的にセックスできないような場合(EDなど)は、慰謝料請求も難しいでしょう。
 

セックスレスで慰謝料相場を引き上げる方法

セックスレスでの慰謝料を引き上げるには、「セックスを拒まれた回数・期間」「セックスを拒まれた原因」などを細かく残して置き、証明できるようにしましょう。また、こちらでも「不倫相手がいて夫婦間ではセックスレスになっている」ようであれば、慰謝料も高額になりますので、疑わしい場合は浮気調査をされることをおすすめします。
 

夫婦の状況で慰謝料が上がる要因

ここまで離婚の原因ごとの慰謝料相場をご説明してきました。どの原因にも当てはまるのですが、これらの原因に加えて夫婦の状況によって慰謝料が増減します。以下の内容を自分の夫婦関係にも当てはめてみましょう。
 

婚姻期間の長さ

長年連れ添った夫婦が離婚することは精神的苦痛にもなり、離婚後の再スタートが困難になりやすいことから、婚姻期間が長ければ長いほど慰謝料も高額になる傾向にあります。
 

原因発覚後の婚姻生活の変化

離婚に至る原因により、その後の婚姻生活がどのように変化したのかも慰謝料を左右する要因と言えます。例えば、元々夫婦仲が良くなく、浮気調査をしてみたらやっぱり浮気していた場合と、相手のことを信頼していたのに浮気をしていて一気に裏切られたような場合では、後者の方が慰謝料も高額になる可能性は高いでしょう。
 

自分自身の落ち度

離婚で慰謝料を考える時は、相手の悪い部分ばかり考えがちですが、一旦目線を変えて「自分にも落ち度がなかったか」を考えてみてください。例えば、「浮気される前に自分が冷たい態度を取っていた」「相手が家事をすることが当たり前だと思っていた」など、小さい原因が考えられたのであれば、相手が言い分として用意している可能性もありますし、慰謝料が減額になる可能性もあります。
 

子供の有無・子供への影響

子供にとって両親の離婚は大きな影響を与えますので、子供の有無は離婚の慰謝料にも大きく左右してきます。さらに、DVや浪費・ギャンブルによる借金、長期間の家出など、直接的に子供に悪影響を与えるようであれば、慰謝料も高額になってきます。
 

夫婦間の収入差

離婚の原因を作った相手が稼ぎ頭であったり、慰謝料を請求する側が専業主婦(主夫)で夫婦間の収入差が大きければ、離婚後の生活費の確保も兼ねて慰謝料が高額になりやすくなっています。
 

離婚をしない場合も慰謝料は請求できる

こちらは、第三者がいる不倫に限った話ですが、離婚をせずに不倫相手から慰謝料を請求することも可能です。まだ子供が小さい場合や自分の収入が低く、離婚するリスクが大きい場合は、離婚はせずに不倫されたことの慰謝料請求を不倫相手に行うことも考えてください。
 
例えば、不倫相手が婚約者であることを知ったうえで不倫を行い、なおかつメールなどで「早く奥さん(旦那)と別れて私のところに来て」などと、婚姻関係を破綻させる意図があった場合は、不倫相手からも高額な慰謝料を請求できます。
 
自分だけで捜査を進めていっても、夫(妻)と不倫相手に口裏合わせをされてしまう可能性も出てきますので、浮気調査を行なってくれる探偵に依頼し、確実に慰謝料が取れる証拠を入手してもらうことが賢明でしょう。以下のリンク先を参考にしてください。
 
▼浮気での慰謝料請求に役立つ証拠を知りたい:「浮気の証拠
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不倫相手への慰謝料請求の方法

不倫相手に慰謝料を請求する場合、相手の連絡先を入手することから始まります。通常、夫(妻)から聞き出すことが一般ですが、どうしても入手できない場合があります。その場合、探偵に依頼し、相手の連絡先を入手しましょう。
 
慰謝料請求の方法は、「電話、メール、郵便による請求方法」と「直接会って交渉する方法」があります。この時、十分な証拠がないと、相手から言い逃れされたり、感情的に言い合ってしまうだけになってしまうことが十分に考えられますので、事前に確実な証拠を押さえて交渉に入りましょう。
 
繰り返しますが、確実に不倫の証拠を掴むには、探偵に浮気調査を依頼することをおすすめします。不倫相手に慰謝料を請求する方法は、「離婚慰謝料の相場は?離婚理由など金額に影響する要素や請求方法を解説」を一度ご覧ください。

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慰謝料請求をする流れと注意点

それでは、実際に離婚して慰謝料請求をしようと考えている方に、慰謝料請求の流れと注意点をお伝えします。
 

離婚前に慰謝料を請求する

まず、離婚の慰謝料を請求するタイミングですが、実際に離婚をする前に行うようにしましょう。理由として、離婚をする際に慰謝料請求してこなかったということは、精神的苦痛もそれほどなかったと判断されてしまうからです。
 
また、離婚後、別居が始まった状況では、上記でお伝えした証拠を集めることも困難になってきます。離婚での慰謝料請求をお考えであれば、真っ先に離婚してしまうことは避けた方が良いでしょう。
 

夫婦間での話し合い

離婚で慰謝料を請求するには、まず夫婦間で話し合い、決められれば、手間をかけずに行えます。確かに話しづらく、感情的にもなってしまいがちですが、こちらが上記でお伝えした証拠を十分に持っていれば、論理的に話し合え、なおかつ相手にも言い逃れする隙を与えにくくなります。
 

離婚調停の申し立て

夫婦間での解決が難しい場合、民事事件として地方裁判所、簡易裁判所に離婚調停を申し立てることが可能です。調停委員が間に入るので、感情的にならずに話し合いを行うことができます。もちろん、こちらでも証拠があると有利に話し合いを進めることができます。離婚調停については、「離婚調停の流れをわかりやすく解説!有利な進め方と訴訟移行するケース」をご覧ください。
 

離婚裁判の申し立て

離婚調停でも話がまとまらない場合、離婚訴訟を起こすこととなります。離婚調停を申し立てる場合、以下の事由に該当する原因に限られます。
 

・不貞行為(不倫相手とのセックス)
・悪意の遺棄(生活費を渡さないなど)
・3年以上の生死不明
・回復の見込みのない強度の精神病
・その他、婚姻を継続しがたい重大な事由
(DV、浪費、犯罪、性格の不一致、セックスレスなど)
 
離婚裁判を申し立てる場合は、「離婚裁判を開く費用と弁護士費用|弁護士に相談して有利に進めるには」を一度ご覧ください。
 

慰謝料請求の時効は3年間

最後に注意点があります。

離婚での慰謝料請求には3年間という時効があります。通常、離婚前もしくは離婚時に慰謝料請求を行うと思いますので、さほど気にする必要はないかと思いますが、離婚後期間が開いており、生活が苦しくなってきたので「慰謝料を請求しよう」と考えている方は、時効にも注意が必要です。
 
そもそも、離婚後期間が開いてしまうと、証拠も残っておらず、相手も慰謝料請求に応じてくれる可能性も低くなるので、慰謝料を請求できたとしても相場よりずっと低くなります。慰謝料請求を行う場合は、早い段階で行うようにしましょう。
 

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まとめ

いかがでしょうか。離婚の慰謝料の相場は、離婚の原因やそれまでの夫婦関係によるので一概には言い切れません。しかし、相手に一方的な原因があり、こちらがしっかりとした証拠を提示できれば、高額な慰謝料を請求することも可能でしょう。
 
繰り返しますが、慰謝料請求にはしっかりとした証拠が必要不可欠です。慰謝料請求に役立つ証拠を何としても集めたい方は、探偵への調査も検討してください。また、離婚時の慰謝料請求に不安や不満がある方は、離婚問題を得意とする弁護士に相談されても良いでしょう。

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編集部

本記事は浮気調査ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※浮気調査ナビに掲載される記事は探偵が執筆したものではありません。

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