パートナーを問い詰めたら、観念して自白!
「浮気してごめん…」
本人が浮気の事実を認めているのですから、浮気の決定的な証拠として認められ、慰謝料請求をする場合でもスムーズにいきそうなイメージですが、実際はどうなのでしょうか。
この記事でくわしく見ていきましょう。
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この記事に記載の情報は2021年03月31日時点のものです
不貞行為の自白は証拠として成り立つことが多いが油断は禁物
配偶者の浮気に悩む人は、不貞行為を証明する為には証拠となる物が必要なのではと考え、自白だけでは効力がないような気がして不安になるものです。
たしかに不貞行為を証明する時は、配偶者と浮気相手に不貞行為があったことを裏付けるような写真や、それを臭わせるメールやLINEのやりとり等を手に入れていた方が後々有利になります。
しかし結論からお話すると、配偶者や浮気相手からの不貞行為の自白は証拠として成り立ちます。そして、何気なく浮気について問い詰めた時、拍子抜けするほどあっさり認めるケースが少なくないでしょう。
ただしひとつ注意したいのは、配偶者が不貞行為を自白したとしても、離婚問題や慰謝料請求が関わってきた途端に手のひら返しすることも多いようです。その点では、不貞行為の自白だけでは安心できないかもしれません。
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不貞行為の自白以外にも証拠は集めておくといい
配偶者の自白以外にも、不貞行為の証拠を集めておくことが必要不可欠です。後から言った・言わないと揉めることがないように念には念をいれましょう。
それでは不貞行為の証拠ですが、配偶者と浮気相手とのメールやLINEのやりとり、2人きりで過ごす写真、ラブホテルのレシートやクレジットカードの明細等です。
ただし、素人では証拠集めが難しいものです。大胆に動きすぎると配偶者に知られてしまい、不貞行為の証拠を集めることができなくなるでしょう。
この場合は探偵事務所に依頼し、配偶者の不貞行為の証拠を集めた方がいいかもしれません。費用はかかりますが、確実に配偶者が裏切ったという確証がほしいのであれば検討してみましょう。
または、配偶者が浮気相手をかばい、個人情報を明かさないこともあります。このような時も探偵事務所に調べてもらうことで解決します。
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不貞行為の自白は録音しておくと有効
配偶者から自白をされても、のちに意見を覆されることがあります。言われたというだけでは効力がそこまで強いとは言えません。
そのため、配偶者や浮気相手が不貞行為を自白した証拠はきちんと残しておくべきです。
例えばICレコーダーやボイスレコーダーで、配偶者や浮気相手が浮気を自白した事実を録音するのです。今はスマホのアプリでも録音が可能なので、誰でも簡単にその場の状況を記録することができます。
音声データとして不貞行為の自白が残ることは、とても効力が強いことなのです。この先でも詳しくお話をしますが、音声として自白を残すことは証拠能力としても強いだけではなく、自白を強制していないという証明にもなります。自分自身を守る為にも、可能であれば自白を録音することをおすすめします。
または不貞行為を認め、二度と同じで過ちは犯さないという誓約書を書いてもらうことも有効な手段です。
誓約書を書いてもらうポイントですが、まずは配偶者の氏名、住所、生年月日という基本情報はもちろんのこと、肉体関係の有無や回数、付き合っていた期間、浮気相手が既婚者と知りながら付き合っていたという文言も入れましょう。そして、最後に捺印をしてもらいます。
誓約書は、浮気をしましたという簡単な文章だけでは効力が弱いので注意が必要です。できるだけ詳しく不貞行為の事実を書いてもらいましょう。
このように配偶者から、言っていない、知らないと手のひら返しされることをけん制する為にも、自白した証拠を残しておくことが大切なのです。
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不貞行為をした自白の証拠がない場合の対処法
さきほどご紹介した通り、不貞行為をした自白を証拠として残しておくと有利なのですが、多くの場合は録音することができなかったり、突然のことに動揺してしまい誓約書を書いてもらうことまで頭が働かなかったりするものです。
そしてもし録音する準備が整い、再度自白した証拠を残そうと思っても配偶者が同じように話してくれるとは限りません。むしろ録音されていることで、不貞行為の話は冗談だったとはぐらかされることもあります。
それであれば、配偶者から浮気の詳細を聞き、後から自分で証拠資料としてまとめましょう。いつどこで浮気をしたのかをできるだけ細かく聞き、ノートに書き記すのです。この時、浮気相手についても聞くことを忘れてはいけません。
とはいえ、配偶者から浮気の事実を聞くことは辛いことですよね。耳を塞ぎたくなるような事実を知ることにもなるでしょう。
しかし、後から言い逃れできないようにする為や同じ過ちを繰り返させない為にも配偶者の浮気の詳細を知るのは必要なことなのです。
浮気相手の情報は、できるだけ多く集めましょう。例えば本名や住所、電話番号、勤め先等、分かることは全て把握しておく必要があります。最低でも、浮気相手の本名と住所は知っておくべきことです。
もし浮気相手からも不貞行為があったことを自白された時は、配偶者からの自白と同様に捺印をした誓約書を書いてもらうとより効果的です。浮気相手が不貞行為の事実を認めなくても、配偶者が認めていれば慰謝料請求は可能なので安心しましょう。
ただし浮気相手から、配偶者が既婚者だと知らなかったと主張される可能性もあります。最悪の場合、逆に妻が浮気相手から名誉毀損で訴えられる危険性もあるのです。
このようなことにならない為にも、配偶者と浮気相手が親密な関係であることを裏付ける証拠集めが必要になってきます。
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自白を強制させる行為は自白の効力が失われる可能性があるのでNG
配偶者に対し、不貞行為の自白を強制していないでしょうか。もし強制的に言わされたという状況であれば、その自白の効力は失われます。
例えば、浮気を認めなければ~をする、浮気をしたと言わなければひどい目に合わせるという言葉は脅迫にあたります。そして、不貞行為をしていないのに強制的に言わされたと配偶者から主張されると、自白の信ぴょう性は無くなるでしょう。
もちろん暴力で支配しようとすることも、絶対に辞めるべき行為です。配偶者から不貞行為の自白をされる時は、怒りや悲しみで取り乱してしまうものかもしれませんが、この時は特に冷静に、そして慎重に行動するべきなのです。
その為にも、ボイスレコーダーやスマホのアプリで音声を録音することが求められます。録音されていることを意識すると、いくらか冷静に落ち着いて話すことができ、結果的に自分を守ることにも繋がるのです。
これまで自白と不貞行為の関係についてお話をしてきましたが、そもそも本当に配偶者は裏切り行為をしていたのでしょうか。そして、不貞行為をしたとはっきり認めたのでしょうか。
以前から配偶者の浮気を疑っていた場合は、不貞行為を認めていないのに2人きりで会っていたという話を聞いただけで浮気を自白したと思ってしまいがちです。思い込みが激しい人や、すぐに取り乱してしまう人は特に冷静に判断しなければなりません。
たしかに配偶者が女性と2人きりで食事をしたり、遊びに行ったりされると妻としては許せるものではないでしょう。浮気をしているはずだと配偶者を責めたくなる気持ちもあるはずです。
しかし、裁判で離婚を認められたり、慰謝料請求をしたりする為には不貞行為の有無が重要になります。当然のことですが、配偶者から不貞行為があったとはっきり言われなければ浮気を自白したとは言い難いので注意が必要です。

まとめ
配偶者や浮気相手からの不貞行為の自白は証拠になります。ただし、ただ単に浮気をしたことだけを聞いても不貞行為があったという証拠能力が高いとは言えません。
離婚や慰謝料問題が発生した時、言っていないと意見を覆されることが多いからです。このような事態を防ぐ為にも、不貞行為を自白された時は音声を録音したり、誓約書を書かせたりしましょう。
または浮気の詳細を詳しく聞き、自分で証拠となる資料を作るのです。それだけではなく、自白以外の浮気の証拠を集めるとより有利な立場に立つことができるでしょう。