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「喧嘩するほど仲がいい」とはよく言われますが、果たして夫婦喧嘩の場合、実際のところはどうなのでしょうか?
夫婦喧嘩を頻繁にする方の中には、毎回上手に夫婦喧嘩をしている方も、険悪で離婚寸前であるという方もいるでしょう。
こちらの記事では、そんな夫婦喧嘩の原因や禁句などに迫りながら、夫婦喧嘩によるリスク、また、亀裂が入ってしまった夫婦関係の修復方法についても解説していきたいと思います。
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夫婦喧嘩の原因ランキング
夫婦喧嘩の主な原因を多い順からランキングでご紹介します。
1位:ものの言い方が悪いから
言われて嬉しい言葉もあれば、言われて不快に感じる言葉もあります。特に自分が不愉快な時にポロリと人に当たるように出てしまう言葉というのは、それを聞いた人の心まで不愉快にしてしまうものです。
「~じゃねぇだろ」「うるせえ」などの荒々しい言葉も、人を不愉快にさせる要因ですし、売り言葉に買い言葉では収まりのきかない夫婦喧嘩になってしまいがちです。夫婦ですからかしこまって話す必要性はありませんが、それでも最低限、相手を尊重して会話すべきでしょう。
2位:生活態度が悪いから
ものを出しても片づけない、家事または家事の手伝いを一切しないなど、やらなければ共同生活ができないことを全くやらないのでは、当然生活に支障をきたし、改善がなされなければストレスがたまる一方になってしまいます。
「やってもらって当然」と思わずに、日常生活の中でどれだけ自分が気を利かせて動けるかが夫婦喧嘩回避のための鍵になります。だらしないと思われるような生活態度は、パートナーのためにも自分のためにも改善していきましょう。
3位:コミュニケーション不足だから
帰宅時間の連絡を怠る、感謝の気持ちを伝えないといった最低限のコミュニケーションが取れないのでは、パートナーとしてはやはり不安や怒りを覚えてしまいます。
特に、飲み会に出席する際は、最低限どこに誰と出かけて何時頃に帰るのかは伝達しておくべきでしょう。予め教えておくだけで晩御飯の準備をさせたり起きて待たせたり、余計な心配をさせてしまうことを防げます。
結婚するということは家族になるということであり、何をするにも心を通い合わせ、力を合わせて乗り越えていかなければならないものです。
4位:家事のやり方が気に入らないから
あまりにもずさんな場合をのぞいて、何が家事の正しいやり方で何が間違ったやり方なのかは、人それぞれです。
家事においても、自分が育ってきた環境はこうだからと相手に押し付けてしまうことは、相手の育った環境を批判していることと同じですから、不愉快にさせてしまうのも当然です。
疑問に思う点があれば、「それは何でこうしているの?」と、その理由をたずねてから、「こういう方法もあるよ」という形で伝える方が、素直な気持ちで聞き入れてもらえます。
5位:お金がないから
満足いく生活ができないくらい金銭的に貧しいと、心も貧しくなってしまうものです。必要なものが買えない、食べたいものが食べられない…こうなってしまう前に、転職や共働きを検討しましょう。
借金がある・その他の事情があるなどで現在生活が厳しくどうしようもない場合は、生活と一緒に夫婦関係が破たんしてしまう前に、債務整理を視野に入れてみるのが良いかもしれません。
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6位:休日の過ごし方が気に入らないから
せっかくの休日なのに、家でゴロゴロしてばかりのパートナーに腹が立ち、喧嘩になってしまうというケースも多くあるようです。
連れて行って欲しいところに全く連れていってくれなかったり、自分がやりたいことを全くさせてもらえなかったりと、我慢の休日が連続するとどうしてもストレスはたまってしまうものです。
自分のやりたいことに付き合ってもらった翌週の休日には、今度はパートナーのやりたいことに付き合ってあげるというように、輪番で休日を楽しむことができるのがベストかもしれませんね。
7位:互いの両親と価値観が合わないから
パートナーの両親と同居している場合は特に、「自分はあなたの子供と結婚したのであって、あなたと結婚したわけじゃない!」とイライラすることが多いかと思います。
同居していない場合でも、毎回のアポなしの訪問や度重なる電話を受けていてはストレスがたまるでしょう。
そういったイライラは、パートナーにあたってもどうしようもありません。どうしたら自分から両親に対して無理なく歩み寄れるのかを、自分自身が考える必要があります。
8位:生活時間帯が合わないから
例えば夫が夜勤で妻は専業主婦の場合、稼働時間と睡眠時間が真逆になるために、時間の共有が難しくなります。それどころか、自分の睡眠を妨害されてしまいかねません。
まともな生活ができずにいたのではピリピリして当然でしょうし、健康を害してしまう恐れもあります。特殊な時間に働いている場合は、一般的な家庭よりも夫婦同士の支え合いが必要であることを、お互いが改めて認識し合うべきでしょう。
9位:趣味や好みが違うから
人間が100人いれば100人の個性があります。大切なことは、趣味や趣向がたとえ違っても、パートナーの好きなものを決して否定しないということです。
自分は嫌いなのに無理して好きになる必要はありませんが、「こういうものが好きな人もいるのだな」「こういう考え方もあるのだな」とお互いに理解していくことが大切です。
10位:金使いが荒いから
趣味の車やブランドに投資し過ぎたり、生活よりも美容にかける金額の方が高かったりする場合は、パ―トナーが不満を持って当然です。
生活に見合った暮らしをするということは、男女が結婚し共同生活をする上での最低限のルールであり、ルールとして定めていなくても暗黙の了解であることを認識しましょう。
先のことを考え、節約や貯金の目標を夫婦で立てることで、生活面にも夫婦関係面にも良い影響がもたらされます。
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都道府県別夫婦喧嘩ランキング
「楽天ウェディング」が既婚男女34,370名を対象に行なったアンケートによると、夫婦喧嘩が多い都道府県ランキングは以下のような結果となりました。
1位 |
福井県(19.1%) |
2位 |
島根県(17.9%) |
3位 |
富山県(17.6%) |
4位以下は、次の通りです。
1位の福井県民は、何事にも堅実で、雪国ゆえの辛抱強さを兼ね備えているが、かつての越前商人の影響で、男性も女性も負けず嫌いな性格が多く、お互い譲り合うことが少ないため夫婦喧嘩が多いと考えられる。
年代別|夫婦喧嘩になりやすい話題
夫婦喧嘩の原因は様々ありますが、要は不平不満を感じなければ、夫婦喧嘩は回避することができるのです。その上で「不満が生まれやすい話題」が夫婦の年代別で異なるという点も覚えておくべきでしょう。
20~30代はお金と子育ての話題が夫婦喧嘩になりやすい
お金に関する不満
近年、共働き夫婦の増加により、金銭の管理を夫婦それぞれで行なっているという家庭も珍しくありません。このような場合、高価な買い物や度重なる人付き合いなど、パートナーの理解できないお金の使い道に対して不平不満が出ることがあります。
また、妻がまとめて金銭管理を行なっている家庭だと、「お小遣いが少ない」という理由で夫側から不満が出たりして、収入面が不安定な若い夫婦の場合は特にお金をテーマに言い争いになるケースがあります。
子育てに関する不満
まだ幼い子供をどのようにして育てていくのかに関しては、若い夫婦は教育方針が割れやすいです。一人目の子供の場合は特に、両親が理想を形にしようと強い意識を持つため、どんな学校に入れてどんなしつけをしてどんな将来を歩ませるかなどは揉めやすいでしょう。
40~50代は態度と価値観の話題が夫婦喧嘩になりやすい
態度に関する不満
子育てもひと段落して金銭的に余裕が持ててきた頃には、意識の相違というよりも、パートナーを異性として見られなくなったために、パートナーの態度そのものが鼻につくといったことが多くなります。
長年を過ごしてきた夫婦だからこそ、つい夫婦同士の最低限の礼儀やマナーを見失ってしまいがちです。
価値観に関する不満
長年夫婦として生活していると、受け入れられない部分もたくさん見えてきて、「あの時この選択をしていれば、違った人生を歩んでいたのかも」という、マイナスな考えが生まれてしうことがあります。
特に、些細なことでもずっと同じことを我慢してきた場合は、「なぜ改善されないのか」「やっぱりこの人と結婚したのは間違いだった」という不満が大きくなりやすく、子供が独立していればなおさらそれが後押しとなり、第二の人生をスタートさせてみようという考えが強くなってきます。
夫婦喧嘩中のNGワード
夫婦喧嘩中、暴力は当然NGですが、夫婦喧嘩が悪化しやすいワードを発することもNGです。以下にはそんなNGワードをまとめました。
「器が小さい」
男性の場合は特に、プライドがずたずたになる言葉です。頼りにされたい、必要としてもらいたいという男性の本能的欲求を真っ向から否定して傷つけることになり、その場だけでなく後を引きます。
もちろん女性が言われた場合も、良い気分になるわけがありません。夫婦喧嘩の火に油を注ぎ込むことになりかねませんので、どんなに思ったとしたと口に出すことは慎むべきでしょう。
「分かってる」
夫婦喧嘩ともなると特にですが、意識的にも無意識的にも、自分が優位に立ちたいがためにこの「分かってる」という言葉を発しがちです。
これはレスポンスとして発する言葉になり、否定的なニュアンスを持つので、直接的な表現ではないにせよ先に言葉を放った相手の気持ちを不愉快にさせてしまいます。
「○○のくせに」
「男のくせに」「女のくせに」「部長のくせに」「年上のくせに」これらの言葉は、「期待をしていたけどそれができていなくてがっかりした」というニュアンスを持つので、単に「がっかりした」と言うよりもさらに不愉快にさせる要素が含まれています。
勝手に期待して持ち上げてしまったのは自分自身であり、それをまた勝手に下げてしまったのも自分自身です。許容できる部分は許容しましょう。
「○○しなければよかった」
「好きにならなければ良かった」「結婚しなければ良かった」「信じなければ良かった」これらも、行動や存在そのものを否定して傷つけてしまう言葉になります。
それどころか、たとえ独り言のように言い放ったとしても嫌味として伝わってしまうために、この言葉を受けた側は感情的に反論をしたくなってしまいます。
「別れよう」
禁止ワードの中でも最も気をつけるべき発言が、この別れの言葉です。売り言葉に買い言葉で勢いに任せて発してしまいそうになりますが、グッと我慢しましょう。
夫婦間において別れの言葉はあくまでも、別れることがお互いにとって良い方向に進むと判断できた場合にのみ発するべきです。
一言でも発してしまうと、たとえ仲直りができたとしても、それ以降ずっと別れることを頭の片隅で意識しながら生活していくことになってしまいます。
夫婦喧嘩から仲直りするための理想的な手順
相手が誰であっても、言い争いをするわけですから気分がいいわけありません。
したがって、たとえ意見の言い合いがなされたとしても、すぐに終息させるべきです。ここでは、夫婦喧嘩から仲直りに至るまでの手順を追って解説していきます。
①深呼吸する
まずはゆっくりと深呼吸をしましょう。信じられないかもしれませんが、興奮状態から驚くほど冷静になれます。1~2回の深呼吸で完全に収まらない場合は、クールダウンできるまで何度も行うようにしましょう。
②気持ちを紙に書き出す
自分はこれがこうで、辛かった、悔しかった、頭にきた、こうして欲しかった…これらの素直な気持ちを、言葉にしてぶつけるのではなく、紙に書き出してみましょう。
この時、相手に渡してもいい内容にするということがポイントになります。相手に渡してもいい内容というのは、「バカ」「最悪」のようなネガティブな言葉を使わず、”もし自分が手紙として受け取った場合に素直に受け止められるもの”を基準にして書くようにしましょう。
自分の書いた言葉をゆっくりと見直すことによって、起きてしまった夫婦喧嘩を客観的な視点で捉えることができます。また、この時に書いた手紙をパートナーに渡すか渡さないかは、書いた文章を読み返してから自分の判断で決めてください。
③自分の非を考える
夫婦喧嘩の原因は自分ではなかったか、「事の発端」「ヒートアップしてしまった原因」どちらも考えてみるようにしましょう。事の発端はパートナーであったとしても、ヒートアップしてしまった原因は自分である場合もあります。
例えば、「ごめん」と言ってもらえた後にぐちぐちと責め立てるようなことはしませんでしたか?ツンケンした態度を意図的に取ったりはしませんでしたか?
この場合は、「あっちが悪いのだから」と考えるのではなく、喧嘩両成敗と考えるようにしましょう。
④素直に謝る
最終的には、自分に非があってもなくても、”喧嘩になってしまったこと”に関して素直に謝るようにしましょう。
上辺だけの「ごめんね」は夫婦喧嘩が再発する可能性はありますが、素直な気持ちの「ごめんね」は、夫婦喧嘩を円満終息させる上で絶大なパワーを持ちます。気持ちは、良くも悪くも言葉に乗ってパートナーに伝わるのです。
⑤仲のいい友達に愚痴るなど気晴らしをする
「ごめんね」の後は、思い切り気晴らしをしましょう。
パートナー本人とすぐにどこかに出かけたり、和気あいあいとした雰囲気を作るにはもう少し時間がかかるかと思いますので、そんな時は気の合う友達の力を借りましょう。
「こんなことがあったんだよ」と電話して軽く愚痴って笑い話にするくらいがちょうど良く、くれぐれも、ここで話すことでまたヒートアップしてしまわないことです。
この際、友達側から「実はこの前こっちもね…」と言うように、もっと悲惨なエピソードが聞けるかもしれません。そうして、「自分の問題は案外たいしたことないな」と思えたら儲けものです。
夫婦喧嘩を全くしない夫婦の7つの習慣
世の中には、一切夫婦喧嘩をしないという夫婦もいます。そんな夫婦がどのようなことを習慣にしているのかを以下にまとめました。
肯定的な言葉を使う
言葉が力を持つことを、言霊(ことだま)と言います。もっと細かく説明すると、ポジティブな言葉にはポジティブなエネルギーが生まれ、ネガティブな言葉には、ネガティブなエネルギーが生まれるということです。
一切夫婦喧嘩をしない夫婦は、人格や行いなどを否定するようなネガティブな言葉はほとんど使用しません。
たとえ相手を否定したい、注意したいと思った時でも、「○○だからダメなんだよ」というネガティブな言い方はせず、「○○するともっと良くなるよ」というように、ポジティブな言葉に言い換えて使用しています。
これにより、言われた側もポジティブに受け止めることができ、至らない点があれば気持ちよく改善に努めることができるというわけです。
これは心理学的な見地からも証明されていて、例えば納期前で焦っている時でも「もう1時間しかない」と考えるよりも「まだ1時間もある」と考えることでポジティブなエネルギーが働き、物事を効率よく進めることができます。
パートナーも子供も運命共同体と考えている
自分の思いを伝えることよりも、家族の和の方が大事であると考えて生活しています。
つまりどういうことかと言うと、夫婦が言い争いをすることよりも、仲良くいた方が夫婦にとっても子供にとっても良い影響を与えられると考え、その場の感情<長期で運命を共にしていく家族の和という意識が定着しているということです。今の自分がいられるのは家族のおかげであるという考えも常に欠かしません。
のんびりした生活を心掛ける
刺激的な毎日よりも、「普通であることが幸せ」という考えのもと、マイペースに穏やかな日々を送っています。一般的な家庭では普通であれば喧嘩の火種になってしまいかねないような出来事も、特に波風を立てることなく、起きてしまったことを穏やかに受け止め、穏やかに解決していきます。
お互いの自由を尊重している
パートナーを束縛することなく、パートナーの好きなものは肯定し、それもまた夫婦の生活の一部であると認識しています。「時間厳守」「お小遣いいくらまで」「家事はこれとこれを分担」など、どこの家庭にもあるルールが、夫婦喧嘩を行なわない夫婦には一切なかったりします。
勿論、「浮気禁止」というルールも特に設けてはいませんが、ルールに縛られないからこそ心に負担をかけずに自然と厳守できるようですね。
言いたいことはメモで伝える
思うことがあってもその場で言うのではなく、文章に起こして伝えるという方法を取っています。
まどろっこしいと思う方もいるかもしれませんが、こうしてあえてワンクッション置くことによって、感情的な言い争いを回避することができます。
本音を文字にしたためることの重要性は、冒頭でお伝えした通りです。
思い出をよく語り合って笑っている
結婚前にデートで行った場所、二人で笑い転げた出来事など、当時楽しかった感情を何度も二人で思い出すことで、「この人と一緒にいると楽しい」という意識が自然と定着します。これにより否定的な感情もあまり生まれなくなり、いつまでも仲むつまじい夫婦でいることができます。
スキンシップを多く行なっている
異性間においても同性間においても同じことが言えますが、肌と肌の触れ合いをすることで、親近感が沸き、心の距離がグッと近くなります。マッサージをし合うことも有効ですし、もちろん会話の中でのちょっとしたボディタッチも有効です。
スウェーデンのイェーテボリ大学のハカン・オラウソンによると、人間は1秒間に5センチの速度で肌をなぞられるように触れられると気持ちいいと感じられるようなので、上手に実践してみることをおすすめします。苦痛と反対の感覚である快感を多く夫婦生活に取り込んでいけば、自然と居心地の良いものになるはずです。
夫婦喧嘩がもたらす悪影響
一時の喧嘩で終われば良いのですが、ちょっとしたことが原因であったはずなのに、以下のような深刻な結果につながってしまうケースもあります。
凶暴性が増す
夫婦喧嘩の際にはどうしても、普段とは違う高圧的な口調になりがちです。しかし、これがキッカケとなって、人格そのものが凶暴になってしまうことがあります。
口喧嘩で言い負かした時の快感、相手よりも力で優位に立つことの快感が癖になり、これが度を越えるとDV(ドメスティック・バイオレンス)などの問題に発展してしまうことにもなりかねません。
事実、「夫婦喧嘩の末に包丁でメッタ刺し」などというニュースが世間を騒がせたこともあります。
子供の心にトラウマを残す
まだ幼い子供が、自分の両親が目の前で喧嘩している姿を見たらどう思うでしょうか?
子供が感じる、家族がバラバラになってしまうことの不安や怒鳴り声に対する恐怖は、実は大人が考える以上にキツいものです。また、子供はどんなに幼くても、感覚的に両親の不仲を察します。それを子供が「両親の仲が悪いのは自分のせいである」と考えてしまうことも少なくありません。
こうした思いはやがてトラウマやPTSD、アダルトチルドレンなど精神的な病気の原因になったり、後の人格形成にも悪い意味で大きく関係してきます。
【参考:アダルトチルドレン】
胎児に悪影響が及ぶ
妊娠中の女性はホルモンバランスも不安定で、夫婦喧嘩のちょっとしたストレスでも胎児に悪影響になります。もちろん、直接的に暴力などを受けてしまうと、赤ちゃんにとって良くないことは言うまでもありません。
セックスレスになる
夫婦喧嘩により、パートナーから異性としての魅力が全く感じられなくなることがあります。こうなってしまうと、夜の営みも自然とおざなりになり、最終的にはセックスレスになってしまいます。
実はこのセックスレスというものは、離婚や少子化問題の原因の中でもかなりの比重を占めており、日本では深刻な問題とされています。
セックスレスによる様々なリスクに関しては、こちらの記事「【慰謝料請求可能】セックスレス原因での浮気は違法なのか」をお読みください。
不倫に走る
喧嘩によって完全にパートナーへの愛想が尽きたことで、別の異性に心変わりしてしまうケースもあります。バレなければいいという問題ではなく、不倫は、家庭の空気がさらに冷え切る・余計なところに金銭を費やす・子供への愛情不足…などなど、様々なリスクがあります。
さらには、不倫相手が既婚者であった場合は、その不倫相手の家庭も同様の危機に見舞われるということです。
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離婚する
夫婦喧嘩の末に、一気に離婚にまで至ってしまう夫婦もいます。離婚を話し合いで解決できた場合は別ですが、裁判上では離婚は”事件”として扱われることになり、どちらに非があるのかを追求する必要性や、慰謝料や養育費などの問題を解決する必要性が出てきます。
この手続には労力も費用もかかりますし、自分とパートナーのみならず、互いの家族や知人や職場の人間まで巻き込んでしまう可能性も全くないとは言い切れません。
何より離婚の一番のリスクは、それが正しいとは思っていても、自分自身でも気づかないところで心への傷が相当深く残ってしまうことです。
家出をして帰ってこなくなる
夫婦喧嘩をして家庭の居心地が悪いと感じれば、そんな家は出たい、帰りたくもないと思って当然でしょう。気持ちを落ち着けるための一時的な家出であれば大事にはなりませんが、浮気相手の自宅に身を寄せたり、家出先で浮気相手を作ったりするケースも十分あり得ます。
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夫婦喧嘩は時間が解決してくれるのか?
よく「きっと時間が解決してくれるから」とは言われますが、果たして夫婦喧嘩においても時間が解決してくれるのでしょうか?以下にまとめてみました。
夫婦喧嘩から仲直りまでの期間
『夫婦喧嘩をしてから仲直りするまでの期間は?』というアンケートに対し、以下の結果が出ています。
【参考:「夫婦喧嘩で仲直りするまでにかかる時間は」】
1位 |
|
寝て起きたら仲直りする |
42% |
2位 |
|
夫婦喧嘩直後に仲直りする |
29% |
3位 |
|
2~3日後 |
17% |
何が原因で夫婦喧嘩をしたのかによって、冷静になるまでの時間に差が生じてくるでしょうが、このアンケートからはおよそ70%もの夫婦が遅くとも翌日には仲直りしており、長期戦になる夫婦は30%程度であることが分かります。
仲直りまで長引くほど危険
価値観の違いが原因での夫婦喧嘩は、冷静さを取り戻すまでにそれなりの時間がかかります。そして、わだかまりがずっと取れないことでパートナーのことが根本的に嫌になったり、会話もしたくないような状態になってしまいます。
このような状態になってしまっては身が持たないどころか、仲直りのきっかけがどんどん失われて関係がさらに悪化してしまい、「夫婦喧嘩がもたらす最悪の末路」で述べたような事態にまで進んでしまいかねません。夫婦関係修復までの時間とこのリスクの高さは比例すると考えて良いでしょう。
浮気が原因で夫婦喧嘩になりそうな時は『注意』
浮気が原因で夫婦喧嘩になってしまった場合は、深刻も深刻な事態であると言えます。万が一そのような事態になってしまった場合の知識として、本記事の最後に以下にまとめていきたいと思います。
浮気発覚後にまずすべきことは「何を守るか」を考えること
浮気に激昂して罵声を浴びせてしまう前に、まず子供が大切か、お金が大切か、世間体が大切か優先順位をつけるようにします。
夫婦どちらかの浮気が発覚した時には、冷静に、大切なものから順番に守る必要があるので、その判断に基づいて、冷静に話し合いをしていくようにしましょう。
すべて大事だ、自分の主張も大事だ、と感情に任せて物言いをすると、結果的に泥沼に陥ってしまいます。自分一人では判断できないという場合には、専門のカウンセラーに相談してみるのも良い手段です。
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「夫婦カウンセリングのメリットと料金相場|お悩み例・解決例まとめ」
「離婚の相談先一覧とよくある離婚に関する相談まとめ」
もちろん、浮気調査を検討されているという方は、一人で抱え込まず浮気カウンセリングのプロまで胸の内をお話しくださいませ。
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誰かを悪者扱いした分だけ問題が拡大する
激昂し過ぎると、つい人格否定や家族の悪口まで出てきてしまいます。基本的に、夫婦関係を修復したいのであれば、決してそのような言葉は口にしないことです。
自分以外の誰かを悪者にすることで、浮気問題を飛び越えてもっと大きな一族間のトラブルになるケースも珍しくありません。これは、浮気した側もされた側も、同じことが言えるのです。
浮気問題はあくまでも、自分・パートナー・浮気相手の問題であり、ここに無用な人間関係を持ち込まないことで、大きなトラブルを回避できます。
暴言や暴力は自分が損をする
あえてあなたを激昂させるような言葉づかいや行動をして暴言や暴力を引き出し、裁判になった場合に自身の浮気問題と相殺することで、高額な慰謝料の支払いを回避しようという狙いがパートナーにはあるかもしれません。
汚いやり方だと感じるかもしれませんが、離婚裁判の判例を見ても、両成敗になってしまったケースはいくらでもあります。決してパートナーの口車に乗らず、自分が不利になる行動は取らないことです。
慌てず状況確認をするつもりで話し合う
夫婦の関係を修復すると決めたら、パートナーの言い分を聞く姿勢になることも大事です。その上で、次回同じ過ちを繰り返さないようにするための取り決めを、双方同意のもとで決めていくべきです。
本記事で何度もお伝えしているように、怒りによる感情は気持ちが伝わらないどころか怒りを伝染させてしまうリスクがあります。
「事実を知りたい」「気持ちを知りたい」「謝って欲しい」が本心のはずですから、何かしらの浮気の痕跡を発見したとしても、まずはひと呼吸おき、何が真実で、自分の思い過ごしである部分はないか等を一つ一つ冷静に見極めていく必要があります。
まとめ
夫婦の喧嘩をテーマにした今回の記事はいかがだったでしょうか?喧嘩することそのものが悪いわけではなく、夫婦関係が修復困難になるような喧嘩は予め避けるか早めに対処することが重要です。
また、単なる口喧嘩ではなく、暴力を振るわれた・人格を否定された・浮気癖が治らないという場合は、離婚を視野に入れつつ冷静に考えることをオススメします。その際は離婚問題に注力している弁護士への相談も検討してみましょう。
今回の記事が、現在夫婦喧嘩中の方や、円満な生活のために夫婦喧嘩を回避したい方にとってお役に立てれば幸いです。
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