単身赴任先で夫が浮気する原因と浮気の確認・防止対策まとめ

「夫が単身赴任先で浮気をしていた」という話をよく聞きます。
 
「絶対に浮気はしない」と誓っていた人や、絶対に浮気するようなタイプに見えなかった人でも、単身赴任という環境に身を置いたことが原因で浮気をしてしまうのです。
 
そんな時、浮気された側としてはどのような行動を取るべきなのでしょうか？
 
この記事で、「夫が単身赴任先で浮気をしてしまう理由」、「浮気を防ぐ方法」について詳しく解説します。また、「単身赴任先で浮気をしていると思った時にとる５つの対処法」もご紹介します。
 
夫を信頼することは大切なことです。しかし、必要であれば浮気を防ぐための行動を取ることで、単身赴任中も円満な夫婦関係を維持できるでしょう。
 

単身赴任先で浮気が起こりやすい理由

コンドームメーカーである相模ゴム株式会社が、「セックスフレンド、浮気相手とはどこで出会いましたか？」という調査を行なっています。
 

【引用：相模ゴム工業株式会社】

回答結果は、
 
１位「同じ会社　22.9％」
２位「友人　14.7％」
 
このようになっていますが、SNSやソーシャルゲームなど、ネットでの出会いも全体の8.4％となり、特に30代・40代では10％弱と高い数字が出ています。
 
つまりこのデータだけで見ると、職場で浮気をする可能性が高い、携帯電話の中を見られるリスクがない環境では、心おきなくネットで浮気相手を探せるということが言えます。この２つの要因を兼ね備えた単身赴任という環境は、非常に浮気に発展しやすい環境であると言えるでしょう。 
 

心細いから

見知らぬ土地に出向き、そこでもし知人がいなかった場合は、どんな人であっても当然寂しく感じるものです。単身赴任するまでが幸せに感じていた人ならば尚更です。その寂しさを埋めてくれるものの一つが浮気なのです。
 

バレにくい環境であるから

パートナーの目が届きにくい環境では、何がOKで何がNGかという判別がつきにくくなります。単身赴任するまでが“バレる危険性”と隣合わせだっただけに、そのリスクから解放された時に人の気持ちは浮ついてしまうのです。
 

性欲を処理したいから

性欲は人間の本能であり、溜まった分だけ解放しようとすることは自然なことです。ただ、その際のパートナーが遠方にいる場合は、「今すぐに」という気持ちに歯止めをかけるのはとても根気がいることです。
 

もともと断れない性格だから

人から何かを頼まれた際に断れない人は、単身赴任先で異性から求められた場合にも断ることができず、その異性を好きか嫌いかはさておき、体の関係に発展してしまうことがあります。
 

気兼ねなく飲み会やお誘いに応じることができるから

自身の帰りを待つ人がいれば、夜遅くに帰宅することは気が引けるものですが、単身赴任で独り身気分に浸っている時であれば、誰からもお咎めされることなく遊んで帰ることが可能になります。単なる遊びではなく、これが火遊びになる場合もあるということですね。
 

浮気しやすい職場環境まとめ

単身赴任というだけで、通常よりも浮気をしやすい環境になってしまっていますが、以下にさらに浮気しやすい職場環境についてまとめました。
 

IT系・クリエイティブ系の職場

IT系、クリエイティブ系の仕事で働く人は、先見性の目があり、同時に自由な発想、自由な恋愛、自由な人生を好む傾向にあるので、昔ながらの「貞操を守る」というような価値観が廃れてしまうことがあります。

また、先進的な仕事に就いているということで異性から言い寄られることも多く、刺激を求めて合意してしまうこともあるでしょう。 
 

男女の比率が偏った職場

ほぼ男性しかいない、女性しかいない、という職場は、少数の異性に対する競争意識が芽生えたり、また異性が多くいる場合にはお姫様気分、または王子気分が味わえることでタガが外れてしまったりというケースがあります。
 

ストレスが溜まりやすい職場

人間誰しも、ストレスが溜まれば何かしらの方法で発散したいと考えるものです。その矛先が“現地の異性”となった場合＝浮気という方程式が成立してしまいます。

 

単身赴任先での浮気を防ぐ方法

単身赴任で必ずしも浮気が起こるわけではないですが、事前に浮気をさせない対策が行なえるならば、行なっておくに越したことはありません。以下にその対策法を解説していきます。
 

浮気の発覚に役立つアプリを使用する

時代は進化し、スマートフォンのアプリで浮気調査ができてしまうようになりました。パートナ―の位置情報や交通履歴、メールのやりとり履歴などを探れるというものですが、くれぐれも事前にアプリの導入への了承を得てから使用するようにしましょう。
 
パートナー側も、悪さが全て伝達されてしまうと予め知っていれば、リスクを冒してまで浮気する可能性はぐんと低くなります。

【関連記事】
「【令和最新版！】使える浮気調査アプリ９選とアプリで調査するリスク」
 

こまめに連絡を取る

やはりこまめに連絡を取り合うに越したことはありません。電話でもメールでも、「あなたのことを待っている人間がいるよ」ということをアピールしましょう。

ただし、「今何しているの？」「浮気してないよね？」という旨を何度も何度も連絡してしまうと、逆効果になることもあり得るので、効果的なタイミングや頻度は見計らうようにして下さい。
 

共通の知人に監視してもらう

監視という表現は悪いかもしれませんが、共通の知人がパートナーのそばにいることで、浮つきがちな気持ちをある程度抑制することができます。「浮気をしたら知人経由でバレるかもしれないな」という気持ちが芽生えるためです。
 

単身赴任先に出向くことを匂わせる

「時間できそうだから行くね」と、いつ会いに行ってもおかしくないようなニュアンスの声掛けを行うようにしましょう。突然来られたらまずいことになると予測できれば、浮気行為も控えるようになるはずです。
 

単身赴任先で浮気していると思った時の５つの対処法

単身赴任先だろうが、同棲中だろうが、浮気は浮気です。発覚しにくい環境で何が原因で浮気の線が浮上したのか、また、浮気の度合いはどの程度なのかなど、ケースによって今後取るべき行動は異なります。
 
そのまま放置しておくと、事態が悪化する可能性があるため、早急に対応した方が良いでしょう。
 

まだ不確定だが浮気が濃厚であるケース

・愚痴を言ってこない ・突然お土産を持って帰ってくる ・車の走行距離が異常な増え方をしている ・「残業」「人付き合い」が多い

浮気をしていることが決定的であるケース

・浮気をしているであろう内容のメールが自分に誤送信された ・単身赴任先の知人からの連絡 ・本人が浮気を認める証言をした

 

①事実確認をしてから浮気の決定的な証拠を掴む

まずは浮気が行なわれていたのかそうでないのか、事実をしっかりと確認する必要があります。
 
今後どのような行動に出るにせよ、事実が曖昧なままだと有利な立場になれません。浮気の代償として慰謝料などを要求するにしても認められない可能性が大いにあるでしょう。
 

パートナーのお金の使い方を確認してみる

クレジットカードの明細は単身赴任先ではなく、家の方に送られてきます。“異性との何か”に使用していた形跡がないか、不審な内容がないかをチェックをしてみましょう。
 

アポなしで突入してみる

単身赴任先では浮気がバレにくいという安心感から、つい行動が大胆になったり、油断をしたりしがちです。口実を作って突然会いに行き、部屋の中をチェックしてみましょう。もしそこで怪しい痕跡を発見したら、証拠として写真に収めておくことをおすすめします。
 

不貞の証拠があれば立場は有利になる

法律が浮気、不倫と認めるのは不貞行為があった場合のみです。この不貞行為とはセックスのことを言い、手を繋ごうが、キスをしようが、法律的には特に問題はないことになります。
 
もし、夫婦のどちらか一方が配偶者以外の異性と性交渉をすれば、離婚原因を定める民法第770条第１項第１号の「配偶者に不貞な行為があったとき」に該当し、離婚の方向に円滑に進むことになります。別れるにせよ別れさせるにせよ、パートナーによる悪意のあった行為がどのくらいの頻度・期間で行われていたのかを立証することで、自分にとって事が有利に運びやすくなります。
 

第七百七十条　夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一　配偶者に不貞な行為があったとき。
二　配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三　配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四　配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五　その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
【引用：民法第770条】

尚、以下の「性交類似行為」に該当する場合も不貞行為とみなされます。
 
・オーラルセックス（唇や舌を駆使して性器を愛撫する行為）
・射精を伴う行為
・同性愛行為
 
浮気行為の証拠に関しては、こちらの記事「浮気(不倫)の証拠とは？慰謝料請求＆離婚回避のための証拠の集め方」を参考にしてください。
 

セルフ調査でも確信が持てない場合はプロへの依頼を検討すべき

セルフ調査で様々なことが判明したとしても、それが浮気の証拠として効力を成さない場合があります。そんな時には、浮気調査のプロである探偵に依頼しましょう。確実に浮気が行なわれているのであれば、確実に浮気の証拠を掴んでくれます。
 

②単身赴任先に出向いてでも話し合いで円満解決を試みる

浮気をしていることが決定的であっても、きちんと話し合いを行なえばパートナーの気が変わり、浮気前よりも愛が深まるケースもあります。
 
ちょっとした出来心であったのなら、反省して「もう二度とやらない」と誓ってくれるかもしれません。ただし、その際の話術には工夫が要りそうです。あくまでもクールに穏便に話し合いを進めることがポイントです。
 

叱るべきことは叱る

パートナーの浮気によって傷ついたことを伝え、その後で許すようにしましょう。
 
笑って許してしまえば、「浮気しても大事にはならない」という意識が生まれてしまいます。

また、自分を大切に想っているからこそ怒っていると感じたパートナーは、浮気を反省し、改めてあなたに対する思いやりを持つことができるでしょう。
 

過去のことは持ち出さない

過去の話を持ち出してしまうと、話がややこしくなってしまいます。終わった話をぶり返されると、人間誰しも不信感を持ってしまうものです。あくまでも”現在起きている問題”に照準を絞り、冷静に話し合いましょう。
 

次の浮気を疑わずに信じる

浮気を許して「今まで通り仲良く付き合っていく」ことになったら、次の浮気は疑わないようにしましょう。

「また浮気をするのでは？」と疑い続けたまま、付き合っていくのはお互いにとってつらいことです。関係を再構築するためには、もう浮気はしないと信じ、浮気をさせないような努力を行うことも重要になるでしょう。
 

③円満解決できそうになければ離婚はせずに慰謝料を請求する

夫婦関係を継続する場合でも、不貞行為を知ってから３年以内であれば慰謝料を請求が可能です。慰謝料の相場は50～300万円となります。
 

④円満解決できそうになければ慰謝料を請求して離婚する

浮気の確かな証拠を入手できた際には、夫婦であればパートナーに慰謝料請求をして離婚することが可能です。離婚裁判での過去の事例を見ると、不貞行為や暴力行為などの有責行為が明確になっている場合で50～300万円、離婚を継続し難い重大な事由の場合で50万～200万円が相場と言えます。
 
これらを安いと取るか高いと取るかは個人差がありますが、当事者同士の話し合いによって出される金額は、これよりも低くなる傾向があるようです。また、離婚するしないでも慰謝料の額は大きく変動してきますので、詳しい内容は「不倫慰謝料相場は50～300万｜相場以上に請求するための証拠とは」をご覧ください。
 

⑤浮気相手に慰謝料を請求する

以下に該当する場合は、パートナーの浮気相手にも慰謝料を請求することができます。
 

不貞行為の故意・過失があるケース

不貞行為に関して言うと、「結婚していることを知りながら肉体関係を持った場合(故意)」及び「きちんと注意を払わなかったために結婚している人と肉体関係を持ってしまった場合(過失)」などがあります。
 
しかし、浮気相手が婚姻関係を知らずに不貞行為を行なっていたのであれば、故意も過失もないと判断され、慰謝料請求が認められないケースも出てきます。
 

不貞行為による権利の侵害があるケース

夫婦には「平穏・円満な共同生活を送るという権利」があり、これを理由に浮気相手への慰謝料請求が認められることがあります。 

また、肉体関係を持っていない場合でも、性交類似行為や親密な交際をしていれば、慰謝料請求が認められることもあるでしょう。
 
一方で、既に夫婦関係が破たんしているような状態では、「平穏・円満な共同生活を送るという権利」も失っているとみなされ、不貞行為があったとしても慰謝料請求が認められないケースもあります。

また、慰謝料の請求には時効があり、離婚から３年を過ぎた場合は請求できなくなります。
 

単身赴任中に始まった浮気相手とは長続きしない？

単身赴任先で浮気をするのは圧倒的に男性が多いと言います。しかし、単身赴任という特殊な環境が引き金となってはじまる浮気は長続きしないケースも多くあるようです。
 

一時的に寂しさを埋めている・性欲処理をしている可能性が高い

パートナーがすぐそばにいない環境は寂しく、肉体関係が持てないとなると欲求不満にもなります。
 
男性の場合は、風俗店やキャバクラなどに一時的な感情任せで入店することもあるでしょう。
 
風俗店も不貞行為という括りに入る場合がありますが、あくまでもその時の感情任せの行為であって長期的な関係を求めているわけではないため、継続的ではなく突発的な行動で収まる傾向にあります。

【関連記事】
「風俗通いは浮気なのか？男が風俗に行く理由と３つの予防策」
 

単身赴任が終了すると浮気相手と疎遠になる可能性が高い

単身赴任先の職場の異性と浮気した場合、単身赴任期間が終了したと同時に浮気相手との関係が終了することも多くあります。
 
愛情関係を保つ上で近い距離にいることは重要なポイントです。
 
“本来のパートナーが近くにいないために代わりになる異性”を求めて浮気していた場合、言い方は悪いですが遠距離になった時点でお役御免となるケースが多くあるのです。
 

改めてパートナーのありがたさに気づくことも

なかなか会えなかったことで逆にパートナーの重要性に改めて気づかされ、単身赴任後に改心し、遅れを回収するかのように情熱的な愛が育まれることもあります。
 

【引用：単身赴任に関するアンケート調査　クラシエホールディングス株式会社】

 

まとめ

単身赴任先という自分の目に届かない範囲だからこそ、浮気しているのかしていないのかを明確にするためには、探偵のサポートを受ける必要があります。
 
当サイトでは、そもそも探偵に依頼して調査するメリットがあるかどうかを検討した上で、具体的な費用や浮気の対策方法等に関してすることができます。プロの意見を聞いてみたい方は、無料相談窓口から相談してみてください。