Prey Anti Theftとは、スマホの位置情報を把握できるGPSアプリの一種です。紛失や盗難など、主に防犯を目的として利用されますが、浮気調査にも活用できると話題になっています。
iPhone・Androidともに無料で活用できるのですが、そもそも何ができるのか、どのように使用したらいいのか全くわからない…という方も少なくありません。
この記事では、Prey Anti Theftについてよく知りたい方に向けて、以下についてお伝えします。
- Prey Anti Theftを使用するための手順
- Prey Anti Theftでできること
- Prey Anti Theftの料金
- Prey Anti Theftを使用する際の注意点
この記事に記載の情報は2021年04月02日時点のものです
Prey Anti Theftを使用するための手順
まずは、Prey Anti Theftを使用するための手順について解説します。すでにインストール済みでアカウント登録も完了しており、使い方について知りたいという方は「Prey Anti Theftでできること」からご覧ください。
①App Storeでアプリのインストールをする
iOS版はApp Storeを開き、『Prey Anti Theft』を検索し、『入手』をタップしてインストールしましょう。

②Prey Anti Theftを開く
インストールが完了したら、アプリを開きましょう。開くとアプリの説明が英語で書いてあります。『SIGN UP』をタップするとアカウント作成画面に進めます。

③SIGN UP画面でアカウントの作成をする
下図がアカウント作成画面です。
『username』=『登録する名前』
『email』=『メールアドレス』
『password』=『パスワード』の3つを記入して、『CREATE MY ACCOUNT』=『自分のアカウントを作成する』をタップしましょう。

④位置情報・カメラ・通知の許可をする
下図のように、位置情報・カメラ・通知の順で許可を求められます。すべて許可しましょう。位置情報はどちらを選んでも問題ありません。

⑤DEVICE SET UPが表示される
下図の画面になったら、アカウント・スマホ登録完了です。

⑥パソコンやタブレットで『Prey Anti Theft』を開く
登録したスマホの状況を確認するためには、他のパソコンやタブレットでサイトを開かなければいけません。
▶『Prey Anti Theft』のサイトはこちらから
⑦登録したアカウントでログインする
サイトを開いたら、登録した『email』を記入します。一度、『LOG IN』をクリックして『Password』を記入したらもう一度『LOG IN』をクリックするとログイン完了です。
Prey Anti Theftでできること
ここではiOS版アプリによる『4つの機能の使い方』を実際の画像を使ってお伝えします。
GPSでスマホの位置情報を確認・記録できる
スマホをクリックすると、その持ち主の詳しい位置情報がわかるようになります。

さらに、定期的に位置情報の記録をしたいときは『SET DEVICE TO MISSING』=『スマホを紛失した』をクリックしましょう。

『SET DEVICE TO MISSING』をクリックすると、下図のようになります。『Report frequency』とは、記録の頻度という意味です。無料版だと、10分毎または20分毎の記録ができ、iOSの場合は通知方法を選択できます。

『Yes,my device is missing』=『はい。スマホを紛失しました。』を選択すると記録が始まります。

スマホ状況が『Missing』=『紛失』となり、『Reports』に通知がきます。

『Reports』を開くと記録された画像を確認できます。記録内容は位置情報だけでなく、外カメラ・内カメラで撮影した画像が送られてきます。

遠隔操作でアラームを鳴らすことができる
下図右上の『Sound alarm』=『アラームを鳴らす』をクリックしましょう。

iOSの場合、通知方法を選択できます。『Confirm』=『間違いない』でスマホのアラームを起動できます。

任意のメッセージを送ることができる
下図右上の『Send message』=『メッセージを送る』をクリックしましょう。

下図の青い文字があるところで、送りたいメッセージを書くことができます。メッセージが決まったら、『Confirm』で送信できます。

iOSに届くとこのようになります。

アプリのカムフラージュ(偽装)ができる
下図右上の『Toggle camouflage』=『偽装に切り替える』をクリックしましょう。

『Confirm』でアプリの偽装をすることができます。

左から右のゲーム画面のように変わります。なお、『BEST SCORE』は特に意味はありません。

Prey Anti Theftの料金
Prey Anti Theftは無料で使えるのですが、有料コースはさらに使える機能が増えます。ここでは各料金コースごとに何ができるのかについて解説します。
無料コース
- 3つまでスマホの位置情報などを管理できる
- 1か所のコントロールゾーンを設定できる
- スマホの位置情報・カメラ機能を使い、10~20分毎に記録できる
- アラーム・メッセージ・カムフラージュができる
Personalコース(1か月5ドル)
- 3つまでスマホの位置情報などを管理できる
- 3か所のコントロールゾーンを設定できる
- スマホの位置情報・カメラ機能を使い、最短2分毎に記録できる
- アラーム・メッセージ・カムフラージュができる
- メールに位置情報の記録が届く
- 登録したスマホのデータを保護できる
Homeコース(1か月10ドル)
- 10つまでスマホの位置情報などを管理できる
- 無制限でコントロールゾーンを設定できる
- スマホの位置情報・カメラ機能を使い、最短2分毎に記録できる
- アラーム・メッセージ・カムフラージュができる
- メールに位置情報の記録が届く
- 登録したスマホのデータを保護できる
Custom(料金は変動)
機能や料金によって内容を選択できます。
- 無制限でスマホの位置情報などを管理できる
- 無制限でコントロールゾーンを設定できる
- スマホの位置情報・カメラ機能を使い、最短2分毎に記録できる
- アラーム・メッセージ・カムフラージュができる
- メールに位置情報の記録が届く
- 登録したスマホのデータを保護できる
- カスタマーサポートサービスが受けられる
Prey Anti Theftを使用する際の注意点
Prey Anti Theftはとても便利なアプリで、パートナーの浮気調査用としても活用できますが、いくつか注意点があります。
浮気の証拠として提出しても認められない
勝手にパートナーのスマホを利用したGPSや画像データは『プライバシーの侵害』にあたり、『違法収集証拠』とみなされます。そのため、裁判では証拠として認められないこともあります。
アプリを開かないと機能しない
様々な機能をお伝えしましたが、すべてアプリを開かなければ使うことができませんでした。ばれないようにインストールができても、これでは上手く扱えません。
確実に浮気の白黒つけたい方は探偵への相談が有効
裁判でも利用できる証拠が欲しい場合は、浮気調査アプリを使うよりも、探偵や興信所を利用するとよいでしょう。ここでは、探偵が浮気調査でできることと依頼した場合の料金の相場をお伝えします。
探偵ができること
探偵は、聞き込みや尾行などをしながら特定の人物の所在・行動などを調べます。
第二条 この法律において「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。
引用元:探偵業の業務の適正化に関する法律
これにより、浮気の事実も明らかにできます。調査の具体的な内容・流れなどは関連記事を参考にご覧ください。
【関連記事】
・浮気調査の内容|証拠を掴むために探偵がしている3つのこと
・浮気調査の依頼から報告の流れ|あなたが真実を知るまでのスケジュール
探偵に浮気調査を依頼した場合の相場
さまざまなプランがあり、大きく3つに分けられます。
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調査時間に対して支払うプラン:35万円~60万円
- 調査結果によって変動するプラン:20万円~30万円
- パックが設定されているプラン:30万円~100万円
それぞれ、調査期間や人件費などによって変動があります。
無料のアプリと比べ、もちろん料金はかかります。しかし、証拠をつかむまで時間・労力を要することや、自分で行う浮気調査がパートナーにバレてしまった場合のリスクを踏まえると探偵に依頼するほうが確実でしょう。
【関連記事】探偵が行う浮気調査の料金・費用相場
まとめ|実際に使用してみた感想
実際に使用してみて、アプリを開かないと位置情報が更新されないことがわかりました。また、証拠として扱いにくいデータを収集しているため浮気調査に『Prey Anti Theft』を利用するのは難しいと感じました。
記事中でもお伝えしたとおり、勝手にパートナーのスマホに無断でインストールすることは違法です。リスクのある浮気調査をするよりも、法的にも認められる浮気の証拠を掴んでくれる探偵に調査を依頼することをおすすめします。
まずは無料相談を活用して、浮気調査についてわからない点など気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。