仮面夫婦の特徴7つ|仮面夫婦になってしまう原因と続けるデメリット

~いざという時の備えに~浮気調査コラム

公開日:2019.12.12 更新日:2022.10.3
仮面夫婦の特徴7つ|仮面夫婦になってしまう原因と続けるデメリット
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全国の20~49歳の既婚者200人(男女各100人)を対象に「仮面夫婦だと思うか?」というアンケート調査をしたところ、

「とても仮面夫婦だと思う」と答えた人が10%

「どちらかといえば仮面夫婦だと思う」と答えた人が17%

と、3割近い人が『仮面夫婦』だと自覚しているという結果が出されました。
【参考: 既婚者にアンケート 「自分たちは仮面夫婦」と答えた人の割合は│ライブドアニュース

 

この記事を読んでいる方の中には、実際に仮面夫婦になってしまい、「仮面夫婦を続けるべきかそれとも離婚すべきか」迷っている人もいることでしょう。

離婚すると、金銭面の問題や子供の成長に悪い影響を与えるケースもあり、決断を躊躇してしまっても仕方ありませんね。

この記事では、多くの仮面夫婦が離婚をしない理由や、仮面夫婦のまま離婚しないデメリットについて解説しています。

離婚するかどうかの判断基準にしてください。

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仮面夫婦の7つの特徴

まずは、仮面夫婦の特徴について記述していきましょう。自身に当てはまるかどうか、チェックしてみて下さい。
 

必要最低限の会話しかしない

「おはよう」「おやすみ」といった挨拶は基本的になく、会話を行うにしても業務的なもののみで、雑談をしてコミュニケーションを図るといったことが一切ありません。雑談をしたところで話に花が咲くわけでもなく、そのことをお互いが理解しています。

声を聞くのが嫌というよりも、” 無駄を徹底的に排除”している姿勢が目立ちます。
 

スキンシップが生理的に受け付けなくなる

肩をポンと叩くといったような軽いスキンシップでさえも、もはやキュンとするどころか嫌悪してしまい、極力肌と肌の接触を避けようとします。

当然、セックスをしたいという感情も湧かず、行うにしても子供を設けるために嫌々義務的に行うものになります。
 

互いへの興味がない

怒りの感情を通り越し、パートナーに対して全く関心がなく、たとえ帰宅が遅かろうが不倫をしていようが、「好きにしたらいいんじゃない」と考えているため、運命を共にしているという自覚はもはやありません。

あなたはあなた、私は私というルールのもと、各々が好きなように生活をします。
 

面倒くさがり

夫婦関係を継続することが「面倒」であるために、仮面夫婦になるケースもあります。

妻として家事を行うのが面倒、一家の大黒柱としての意思決定権を持つのが面倒、喧嘩することすら面倒、離婚することも面倒なので、仮面を被りながら夫婦生活を惰性で続けています。
 

生活リズムが合わない

生活リズムが合わなくなったのが先か、仮面夫婦になったのが先かケースはまちまちですが、意図的に生活時間帯を合わせずにしている夫婦は多くいるようです。

寝るのも食事を取るのも出勤時間もバラバラ、これによって極力互いが顏を合わせることも会話することも回避できます。
 

不倫している可能性が高い

仮面夫婦は恋愛感情もなく、家庭の中では「男としての本能」「女としての本能」をセーブします。パートナーに男らしさや女らしさを求めることもありません。

その分、外では自由に恋愛をしたり、風俗などで性欲処理をしたりする傾向があります。このような浮気がバレてしまっても、特に責めたり責められたりということはありません。
 

周囲には普通の夫婦だと思われている

仮面を被るだけあって、周囲には不仲であるということを悟られないようにします。当然、人前では喧嘩することも、自宅の中のような冷めたムードを漂わせることもありません。

子供の学校行事や地域のイベントにも、世間体が気になるために夫婦揃って出向きます。

 

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仮面夫婦になってしまう原因

何かしらの原因がなければ、仮面夫婦にはなり得ません。ここではその主な原因について記述していきましょう。
 

セックスを断られたから

愛の営みである行為を拒絶されると、拒絶された側としては当然傷ついてしまうものですし、それが長期的ともなると、性欲の処理をどうするかということも考えねばなりません。

「もう誘わないでおこうかな…」この気持ちが起因となって、以降セックスを誘うこともなくなり、自然と夫婦関係が希薄になってしまう場合があります。
 
日本性科学会によれば、セックスレスとは、「同居している、または頻繁に会っている、あるいは病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル」と定義されていますが、このセックスレスに陥る夫婦が多く、現在とても深刻視されています。
【関連記事】
【慰謝料請求可能】セックスレス原因での浮気は違法なのか

 

結婚後に変化した部分が受け入れられないから

人間誰しも、加齢とともに外見はもちろん、ものの考え方や価値観などの内面も変化していきます。

夫婦になった以上はある程度お互いに許容すべきではありますが、ちょっとした癖であったり、匂いであったり、どうしてもそれだけは受け入れられないという人も中にはいます。
 
一つ気に喰わない部分が見つかると、それが起点となってどんどん嫌な部分が見えてきてしまい、終いには人間そのものを否定するようになってしまいます。そうなると、もう夫婦だろうが何だろうが関係ありません。

さらに悪化すると、運命を共にしなければならないというルールそのものが、逆に自分自身の心を縛り、ストレスになってしまいます。
【関連記事】
夫婦喧嘩の原因ランキング|仲直りの方法と喧嘩からの離婚を防ぐコツ

 

そもそも無関心だから

結婚当初から好意が薄く無関心という夫婦もいます。特に、お見合い結婚をした夫婦や、できちゃった結婚で仕方なく籍を入れた夫婦などに多く見られるケースです。
 
相手が何をしていても無関心であるため、意見交換をして理解を深めようといった意識も低いために、仮面夫婦がどんどん進行していきます。

しかし、無関心なだけに、ストレスを感じることもそれほどありません。仮面夫婦でいる環境こそが居心地の良い環境だと感じています。
 

どちらかの浮気が発覚したから

パートナーの浮気がきっかけで、「信じていたのに裏切られた」「騙された」という気持ちが膨らみ、それ以降パートナーへの愛が失われてしまったというケースもあります。

「結婚した以上は一緒に暮らすが、妻と夫の関係は解消しよう」という考えに至り、死ぬまで仮面夫婦を貫き通すことを決断した夫婦もいます。
 

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価値観の違いがあるから

長年を共に過ごすと、「何となく一緒にいることが苦痛に感じるようになった」「予想していた結婚生活と違う気がする」「相手の習慣が理解できずにイライラする」といったように、決定的な理由もなしに嫌悪感を抱いてしまうことがあります。
 
しかし、これは法律で定められている離婚事由に該当しないために、夫婦同士が離婚に同意しない限りは離婚を成立させることができません。

つまり、どちらか一方が離婚したいと思っても、もう一方が離婚に同意しないために、気持ちが通じ合わなくなっても形式上の夫婦を続けるしかないのです。
 
【関連記事】
離婚の理由ランキングと本当に離婚したい人がすべきこと
 

仮面夫婦のまま離婚しない理由


前述したように、仮面夫婦では居心地が悪いと感じる人がいる一方、仮面夫婦でいることの方が居心地が良いと感じる人もいます。

ここでは、なぜ仮面夫婦であるにも関わらず、離婚に至らないのか?その理由について主なものをまとめていきます。
 

子供のためだから

「子供に寂しい思いをさせたくない」「子供のために両親が揃っていた方がいい」「離婚は子供が成人してから」など、我が子を思い、仮面夫婦でいることを選択した夫婦は多くいます。

また、「妻に対しての愛情は全くないが、子供には愛情があり、子供と離れたくない」という夫も多くいます。日本では離婚後の親権争いでは、母親に親権が渡る判例の方が圧倒的に多いです。
 

手続が面倒だから

離婚は結婚の3倍面倒とはよく言われていますが、その通りで、お互いに離婚に納得できた場合はすんなり解決できますが、そうでない場合は、調停、裁判、証拠が必要になり、証拠集め、親権争い、養育費について…様々な問題をクリアしていく必要があります。

時には弁護士を雇って争わなければならないケースもあり、そのような手間と現状維持が天秤にかけられることがあります。

 

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お金がかかるから

離婚裁判はタダというわけではありませんし、弁護士を雇うとなれば当然弁護士費用も必要になります。また、専業主婦の場合は離婚することによって、仕事を見つけない限りは経済的に苦しくなることは言うまでもありません。

特に日頃から生活に困窮している夫婦は、お金のかかることなどしたくないと考えるのも当然でしょう。
 

世間体が気になるから

誰しも、周囲からの自分に対するイメージは気になるものです。「離婚したら社内での評判が落ちて出世に響く」と考える人もいれば、「あれだけ盛大に結婚式を行なっておいて、お祝いに来てくれた友達にどのような顏をして会えばいいのか分からない…」と考える人もいます。

特に芸能人に限っては、イメージがウリの商売ですから、どれだけパートナーのことが嫌いでも、自分の仕事の獲得のためにおしどり夫婦を演じているという芸能人カップルも多いようです。
 
また、離婚をするということは、互いの両親や親戚も同意した上で交わした契約を破棄するということです。これに対して申し訳なさや後ろめたさを感じてしまう人もいます。
 

片方にはまだ愛情があるから

お互いが仮面夫婦であるわけでなく、どちらか一方が仮面を被った状態で、もう一方はまだ愛情を持っている場合もあります。

日本の法律は、配偶者の立場が優遇される傾向にあり、特に大きな理由がない限りは、離婚したいという主張をしても、もう一方が離婚したくないと主張すれば、離婚事由として認められません。
 

老後が不安だから

離婚後、再婚しない限りは老後を一人で過ごすことになります。体に不自由が出てきた場合にサポートしてくれる存在がいない、話したい時に話せる存在がいないというのは大変寂しいものです。

世話を見て欲しいとまでは思わなくても、最低限、自分の身に何かあった場合に、すぐ身近にケアできる人がいるのは心強いことです。
 

「どうでもいい」と思っているから

離婚するのもしないのもどっちでもいい、とまるで他人事に考えている夫婦もいます。流れに身を任せ、結婚している間に不自由が出てくれば離婚し、特に不自由がなければ夫婦間は冷め切っていたとしても、仮面夫婦としての結婚生活を継続します。
 

仮面夫婦のまま離婚しないデメリット

仮面夫婦のまま結婚生活を続けていると、自分達だけでなく子供にまで影響を与えてしまう可能性があります。
 
ここでは、仮面夫婦のまま離婚しないでいるデメリットについて紹介します。
 

浮気をされる危険性がある

仮面夫婦の場合、愛情がほとんどありませんので、パートナー以外の人に愛情を求めて浮気をしてしまう可能性が非常に高いです。これは男性だけに言えることではありません。女性でも30歳を超えると相対的に男性ホルモンが増加し、性的欲求が高まります。
 
なお、浮気をされてしまった場合には、仮面夫婦であったとしても夫婦は夫婦ですので、不貞行為に該当し、離婚時には慰謝料を請求できます。ただし、仮面夫婦であることが考慮され、一般的な相場の50万円~300万円から減額される可能性が高いです。
 
また、浮気は離婚裁判をする際の離婚事由に該当します。そのため、離婚したいにもかかわらず、協議離婚や離婚調停で話し合いがつかない場合には、家庭裁判所に訴えを提起することで離婚が可能になります。

【関連記事】
仮面夫婦と浮気の関係|慰謝料に関する知識と仮面夫婦のデメリット
 

子供への悪影響がある

仮面夫婦の場合、家庭での会話がありませんから、子供に精神的な悪影響を与えてしまう可能性があります。子供が幼い場合でも、両親が目を見て話さない、ピリピリした空気を出しているなどの違和感は敏感に感じ取ります。
 
そのような時には、親の関心を引こうと親の顔色を常に伺うようになったり、無理をしていい子を演じたりする場合が多いです。また、親の気を引こうとして、以下のような行動に出てしまうケースも考えられます。
 
・頻繁に家出をする
・不登校になる
・リストカットをする
 
仮面夫婦となるのは夫婦の自由と言えますが、子供へ少なからず悪影響を与えることは忘れてはいけません。
 

熟年離婚の可能性がある

子供のために仮面夫婦を続けてきたけど、子供が成長して独立した場合に、我慢の糸が切れて離婚してしまう可能性があります。
 
熟年離婚をした場合には、以下のようなリスクに対応しなければなりません。
 

金銭的なリスク 夫婦の財産が別々になることで生活のための資金が無くなるリスク
健康的なリスク 健康管理がずさんになり、様々な疾病を発病するリスク
精神的なリスク 孤独から精神的な負担を負うリスク

 

まとめ

仮面を被ることがストレスでなければまだ良いですが、精神的に参ってしまうほどの状態であれば、仮面夫婦を継続する以外の選択肢を見つけた方が良いかもしれません。「不仲なくらいならいっそ離婚してもらった方がいい」と考えている子供も多いようです。
 
離婚というと、どうしてもマイナスイメージを持たれがちですが、現在は各々の人生を尊重する意味でも前向きな離婚を選択している夫婦はたくさんいます。離婚も選択肢の一つと言えるかもしれませんね。
 
また、冷え切った夫婦関係を解消し、仮面夫婦から脱却したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。仮面夫婦の修復法に関しては、「仮面夫婦の修復方法|修復できない場合の子供への影響と離婚のリスク」を確認してみてください。

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編集部

本記事は浮気調査ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※浮気調査ナビに掲載される記事は探偵が執筆したものではありません。

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