家出調査とは|自分で行う捜索方法と見つかりやすい方法

~いざという時の備えに~浮気調査コラム

公開日:2018.6.5 更新日:2022.10.3
家出調査とは|自分で行う捜索方法と見つかりやすい方法
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家出調査は、単に家出をした人間だけでなく、失踪して連絡が取れない人間の捜索も含まれます。
 
「夫が突然家を出ていって、もう何日も返ってこない…」
「娘が学校に来ていないとの連絡が入った…」
 
探しても見つからず、連絡も取れない時は一体どのようにしたら良いのでしょうか?
 
自分で捜索してすぐに家出(失踪)した人間が見つかればそれに越したことはありませんが、警察に届け出ても一向に行方がわからないといったケースも多数あります。
 
家出する原因で多いものとしては、「不倫・浮気」「受験の失敗」「非行」「借金」「いじめ」「うつ病」などが多く挙げられますが、兎にも角にも、まずは迅速に家出人の所在を掴むことが先決です。
 
もしも今現在、パートナーや家族が行方不明だという方は、焦らず冷静に本記事をお読みください。
 

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家出人を調査する3つの方法

家出調査の方法も、自分で行えるものから外部に依頼するものまで様々ありますが、共通して言えるのは”一刻も早くに調査を開始すること”です。
 
1分1秒の間に事態が変化してしまったり、証拠となる足跡が消えてしまったりする可能性があるからです。
 

1:自分で行える家出人の捜索方法

電話やメールを継続して行う

家出人本人が携帯電話を所持して出ていった場合は、まずはとにかく何度も電話やメールを継続して行い、連絡を試みましょう。
 

喧嘩が原因で家出をした場合

それが例え些細なものであっても、言い争いが原因で家出をした人間には「出て行った自分を心配して欲しい」という心理が生まれます。
 
はじめは意地をはって返事をくれないかもしれませんが、本人が出るまではとにかく根気よくアタックをすることが重要です。
 
※不用意に相手に対して感情的になってしまうと最悪のケースに発展しかねないので、絶対に感情的にならないよう気をつけてください。
 

行方不明者届けを提出する

事が深刻である場合は、真っ先に警察への届け出を行いましょう。
 
「行方不明者届」という書類を書いて届け出ることになりますが、この届け出を行えるのは、行方不明となっている人間の家族・親戚・同居人・職場や学校での関わりが深い人間に限られます。
 
尚、行方不明者届を出した後、行方不明者が事件性のない行方不明者であるのか、事件性のある特異行方不明者であるかに分類されます。この詳細に関しては次項で解説します。
 

平成21年に「行方不明者発見活動に関する規則」が施行され、これに関わる用語の整理がされ、これまで、「家出人」と呼ばれていたものを「行方不明者」として、「捜索願」を「行方不明者届」と改められました。

室内や本人の私物を調べる

家出人の周囲をまずはよく調べましょう。本人の所持品でなくなっているものがあるかどうか、また、何がなくなっているかがわかれば、事件性があるのか意図的なものであるのかの判断もつきやすくなります。
 
通帳や印鑑や常備薬などがなくなっている場合、意図的な家出であると推測できますが、そうでない場合、あまりにも長期に渡って連絡がつかないようであれば何らかの事件に巻き込まれている可能性もあります。
 
※パソコンに関しては、むやみに触れたり電源を入れなおすことで新しい情報に書き換わってしまうため、情報を取り出しにくくなってしまいます。
 

本人がよく行く場所やよく通るルートなどを歩く

自宅と会社を結ぶルート、自宅と学校を結ぶルート、よく立ち寄る店、公園、遊びに行く可能性のある場所等をじっくり歩いて調べましょう。
 
そこで発見できればそれに越したことはありませんし、本人がいなくても何らかの痕跡がのこされている場合もあります。
 

ネットで名前を検索する

家出をして長期的に帰宅しない場合、インターネットで名前を検索してみるのも有効な方法のひとつです。
 
事件に巻き込まれている情報や、家出人本人以外からの情報がヒットするかもしれませんし、ツイッターやFacebookなどのSNSや、本人が開設しているブログは頻繁に更新が見られる、といったこともあります。
 

2:警察による家出人の捜索方法

公開捜査

警察が「事件性がある」と判断した場合、ビラを作成したり、報道によって呼びかけを行ったりすることがあります。
 
しかしこれは、より多くの者からの証言・証拠の提供が一刻も早くに求められるケースになるので、相当大きな事件性がある場合となります。
 

鑑識捜査

家出人の血痕や、行方を探すのに有力だと思われる遺留品を鑑識にまわして捜査することがあります。
 
しかし“何かあってから動く”のが鑑識なので、このような捜査にまで発展した場合はかなり事件性が高いケースであると言えるでしょう。
 

3:探偵による家出人の捜索方法

警察犬による捜索

捜索用に警察犬を育成している探偵事務所も今は増えてきています。
 
警察だと、一大事でもない限り警察犬の出動はありませんが、探偵事務所の場合は依頼主が必要だと申し出れば、比較的に容易に警察犬を出動させることが出来ます。
 

関連人物の尾行

家出人と関係が深いとされる人物を尾行し、そこから家出人の行方に関する手がかりを得られないかを探ります。
 
尾行の仕方に関してはこちらの記事「尾行の全知識|対象にバレない尾行テクと尾行を見抜く全手順」をご確認下さい。
 

聞き込み

家出人の周囲の人間に聞き込みを行う、探偵業界用語で「直聴」という調査法があります。
 
浮気調査の場合は自身が探偵であると名乗らずに直聴を行うことが大半ですが、家出調査の場合は探偵であると名乗ることで話を引き出しやすくなる場合もあり、ケースバイケースで人から話を聞き出す技術を用いて調査を行います。
 

張り込み

家出人と関係がありそうな人物の自宅や建物内を、”周囲の状況次第で現場でもっとも不自然に思われないスタイル”で張り込みます。
 
張り込みがバレてしまうと家出人に危機が及んでしまうこと考慮し、かなり慎重に行います。
 
 

探偵は家出人を最短で捜索できる


自分で捜索する方法、警察が捜索する方法、探偵が捜索する方法と記述しましたが、中でも最短で真実に辿り着ける可能性が高いのは探偵に依頼した場合です。

セルフ調査には限りがある

自身で行う調査は、科学的な調査も行えなければ、人海戦術も行えません。したがって、判明させることが出来る事柄も非常に少ないと言えます。
 
また、自身での調査に時間を取られてしまっていたばかりに初動が遅くなってしまったというケースもあります。
 
最低限のことは調べられても、再会までの道のりは一番遠いかもしれないということを念頭に置いておきましょう。
 

警察は事件性があると判断してから動く

警察は、「行方不明者届」を届け出た者から事情を聞き、事件性があると判断した場合は家出人を「特異行方不明者」として捜索に動き出します。
 
逆に言うと、該当しなければ特に目立った調査はされないということになります。
 
現に、警察に行方不明の届け出を出して発見される確率は36%と非常に低く、「警察にお願いしたからもう大丈夫だ」と油断していては、見つかるものも見つからないかもしれません。
 
よく「警察は何か起きてからないでないと動いてくれない」とは言われますが、単なる家出の場合であっても全ての行方不明者の調査に警察が動いてしまうと、本来優先すべき調査がおろそかになりかねないので、このように判別をされるのは致し方ないことなのかもしれません。
 

特異行方不明者に該当する条件

凶悪犯被害者

他者による犯罪により、生命の危険が生じている恐れがある、または後々その恐れがある者。
 

福祉犯被害者

本人の性格や素行や家庭環境などの事情により、少年の福祉を害する危険がある者。
 

事故遭遇者

行方不明前後の行動や事情により、生命7に危険を及ぼす事故に遭遇している者。
 

自殺企図者

異性関係や家庭環境や経済環境などが原因で自殺の恐れがある者。
 

自傷他害の恐れのある者

統合失調症・精神作用物質の依存症などの精神障害の状態の者。
 
銃砲刀剣類、火薬、毒物などの危険物を携帯し、自傷・他傷の危険性がある者。
 

自救無能力者

13歳以下の子供や高齢者など、本人だけでは生活が困難だと考えられる者。
 

探偵は独自のデータベースを持っている

大手の探偵事務所は、全国的に支部を展開しており、その支部と連携を取ることによって情報を収集、共有することが出来ます。
 
また、家出調査を依頼したのが東京の探偵事務所であり、家出人が行きそうな場所が東京以外で複数あった場合でも、すぐにその支部の人間が現場に出向くなど迅速に調査にあたることが可能です。
 
探偵が独自の情報網を用いて警察同様の調査を行うことは探偵業法によって認められているために何ら違法性はありません。
 

あの再会番組でも探偵の捜査が行われていた実績がある


生き別れになった母と娘の涙の再会…というようなシーンをバラエティ番組で見たことはないでしょうか?
 
感動の再会を果たし抱き合う姿はまさに感動モノですし、あのような番組を見ていて、昔好きだったけれど連絡が取れない人や、恩師や離ればなれになった家族の捜索を自分も依頼してみたいと思った方は多いはずです。
 
このような捜索番組の裏方として、実は探偵が活躍しています。実績を積んだ探偵であれば、少ない情報から足取りを探り、実際にコンタクトを取ることが可能になります。
 

探偵の家出調査にかかる費用の相場

探偵に家出調査を依頼した場合、一体費用はいくらかかるのでしょうか?そんな気になるポイントを以下で解説していきましょう。
 
参考:「探偵の調査料金相場|探偵社の料金比較と費用を安く抑える方法
 

家出調査費用の平均

調査にかかる時間や、どのような調査を望むかによっても大きく異なるため、これという相場があるわけではありませんが、平均すると1回の家出調査にかける費用は50~70万円という方が多いです。
 
料金プランには、時給から出される「時給料金制」の他にも「パック料金制」や「成功報酬制」というプランもあり、依頼者の状況によって自由に選ぶことができます。
 

時間料金制の場合

調査する対象の情報をある程度つかめている場合におすすめのプランです。短時間で調査が終わる可能性があるため、時給で払った方がお得になるのです。
 

パック料金制の場合

5時間8万円パックや11時間14万円パックなど、はじめから払う料金が決まっており、長期に渡って調査する場合には数ヶ月プランを用意してくれる探偵事務所もあります。
 
手持ちの情報が少なく、家出人の足取りを明確にするまでに何時間かかるかわからない、という場合におすすめのプランです。
 

成功報酬制の場合

成功報酬制は依頼時に着手金を支払い、調査が成功した場合に報酬金を支払うという料金体系になります。

もし成功報酬型の料金体系を考えるのであれば、探偵事務所が何をもって「成功」と厳密に定義しているのかについてきちんとした説明があるのかに注意を払ってください。
 
 

探偵の家出調査にかかる費用をできるだけ安くする方法


本記事の最後に、探偵に家出調査を依頼した際の調査費用を抑える方法について、解説していきたいと思います。

調査対象者の情報を出来る限り提出する

所持している情報に乏しく、何の手がかりもないままただ漠然と調査を依頼するのは調査が困難なため、調査時間が長引いたり高度な機材を導入する必要性が出てきたりと、調査料金が高額になるケースが多くあります。
 
・身体的特徴
・交友関係
・職場、学校
・家出した当時の服装
・家出の原因として考えられるもの
 
上記は最低限、情報を伝えられるように前もってまとめておくと良いでしょう。
 

調査の進行にそもそもの問題がある場合

以下の場合だと、家出調査そのものが行えない可能性があります。このような場合に半ば強引に調査をお願いしても、満足いく調査結果が得られないために費用だけがかかって終了となってしまい兼ねません。
 
・家出人がうつ病や認知症を患っている
・行方不明・音信不通になってから長時間が経過している
・「家出するから探さないで欲しい」と告げて失踪をした
 

無料相談を利用する

有料で相談を行うよりも、無料相談を活用したほうが当然費用はかからないことになります。(探偵事務所が無料相談サービスを行ってくれている場合)
 
この無料相談は探偵事務所まで出向かずとも電話でも行えますので、有効に活用するのが良いでしょう。
 
はじめに電話で話した時の印象や探偵とのフィーリングは、スムーズな調査を行う上でも重要です。
 
 

まとめ

今回の記事で、警察に家出調査の依頼をすると実際のところは限界があるということがおわかりいただけたかと思います。
 
一刻も早くに家出人を発見したいと思うのであれば、探偵事務所に調査依頼をするのがもっとも安心で確実な手段です。何かあってからでは遅いということを念頭に入れておきましょう。
 
また、腕利きの探偵に依頼を行うためにも探偵の選び方|本当に良い探偵を見極める10のチェックリストを事前にご覧になっておくことをおすすめします。

最後に人探しに特化して詳細な解説をしているサイトを下記にて紹介しておきます。気になったら参考にしてみて下さい。
人探しの窓口|人探しをしたい方のための総合ポータルサイト

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編集部

本記事は浮気調査ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※浮気調査ナビに掲載される記事は探偵が執筆したものではありません。

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